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2016.07.09 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

城生野神楽 鵯越の逆落し@第29回あやめ祭り神楽大会

さて本日は、第29回あやめ祭り神楽大会城生野神楽さんの鵯越の逆落しです。

その前に、城生野神楽さんの由来について定本より

とあります通り、幕末に自鏡山の法印神楽を習得して以来、明治中期に阿久戸神楽に伝承したのを初めに、栗原地方の十数団体に神楽伝授を行なってきた団体であります。現在の代表は佐藤安美さんです。

この日の胴は佐藤正行さんです。



さて、演目について

「源氏、平家処々に幾度戦い、水島、室山の合戦に於て平家方は敗れ、平家の堅域一の谷福原城(現神戸市須磨区)に陣を張った。源氏方は福原城を攻め落とすため蒲の冠者範頼大将の軍勢は東は生田ケ森より、又一方の大将源義経は三千余騎の軍兵を率いて一の谷福原城に向かった。

源九郎判官義経

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武蔵坊弁慶

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三草長根を過ぎ八伏長根に差しかかると山は次第に厳しくなり草木は猛々しく伸び、人馬も通れぬようになった。
山の案内人鷲尾二郎家春にこの山は如何なる山かと尋ねると、音に聞こえし鴇越えの山で人馬も通れぬ御山であるが、鹿、狼の群が通る道があると教えられる。

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義経は鹿、狼が通れる御山を人馬が通れぬ筈がない、と義経自ら先頭に立ち一気に鴇越えを逆落とし平家の堅城福原城を攻め落とす勇壮な場面です。

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動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2016.07.09 |

2016.07.08 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

赤谷神楽 愛の狂言 御番所 @第29回あやめ祭り神楽大会

さて本日は赤谷神楽さんの御番所・愛の狂言 道化です。

その前に、赤谷神楽さんの由来について

「明治26年、鈴木築吉が庭元となり岩手県西磐井郡花泉町、上油田神楽の佐藤和三郎師匠の指導により、橋向神楽を創設する。その後、赤谷神楽と長下田神楽の2つの団体に別れて活動している。
昭和二六年、工藤文市が庭元となり赤谷南部神楽保存会を設立した。
初代庭元鈴木蕊吉、現在の庭元工藤貞夫は五代目である。
平成12年に赤谷神楽創立50周年を記念して神楽共演石越大会を開催し、現在まで続いている。
平成17年に登米市無形文化財に指定されている。
保持する演目は非常に多く、神降し、三番叟、西の雲(鳥舞)、水神明神舞、八雲の舞、宮鎮、等の式舞と天孫降臨、五大竜之舞、宝剣納め、魔王之舞等の神舞、そして牛若丸五條の橋などの源氏もの、五穀米などの劇舞、そしてなによりも得意な狂言と実に幅広い。」

胴取りは工藤貞夫さんです。



そして現在の代表はこの日も道化役がはまり役の小野寺和夫さんです。
名人が道化をやるとこうなります、という好例です

道化「電話かげっか 989の4701っと」 胴取「そいずは、郵便番号だべ、」
・・・場内大爆笑です!

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御番所という狂言は古くからあるようです。関所を通ろうとする旅人に何か芸を見せれば通すという設定で、神楽師さんたちが持ち芸を披露するというお楽しみ的な内容になっています。神楽師さんたちは非常に芸達者な方が多いので、民謡民舞や謡曲、あるいは田植踊などを披露することもあります。
赤谷神楽さんでは、その御番所を交通安全の啓蒙とも絡めてニセ警察官の前で一芸を披露させるという趣向になっています。

俵星玄蕃 槍使いが見事です

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九段の母 ご婦人方に人気があったと思われます 

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花と龍  これも人気のある村田英雄の演歌にのせて踊ります。
踊るは、赤谷神楽最年長者ですが、実に身のこなしがキレキレです。

「俺の死に場所ここだと決めた、 花と龍~!!」


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動画でどうぞ。


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2016.07.08 |

2016.07.07 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

南沢神楽 魔王退治 @第29回あやめ祭り神楽大会

さて本日は、第29回あやめ祭り神楽大会から南沢神楽さんで魔王退治です。

その前に、南沢神楽さんの由来について

「明治初期、市野々に本郷神楽が組織され、市野々神楽の本流となったが昭和初期衰退した。
 昭和一五年、金野米右エ門が宮元になり、本郷神楽の千葉秀雄師匠を招き神楽の指導を受け、南沢神楽を創設した。戦前は蘇武運一郎師匠が、戦後は蘇武築登師匠が指導に当り現在に到っている。
 初代宮元金野米右エ門、二代佐藤匡美、三代蘇武栄、四代蘇武秋男である。
 蘇武運一郎は神楽の師匠であると同時に神楽面師でもある。また、岩手県南宮城県北神楽大会の審査員を二○年にわたり勤め感謝状を授けている。」

とありますが、現在の代表は佐藤耕三さんです。



魔王退治は、国中に悪事をなす魔王達を素盞嗚尊が退治するという場面を道化を交えながら演ずるもので。南沢神楽さんは、この演目で今年の厳美大会で優勝しています。

冒頭からサンヤ拍子にのって道化姿の三人の魔物が現れて色々やります。

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魔王退治は、法印神楽では魔王神璽等と呼ばれ、最初に知驚(ツケ)が出て、天照大神が治める豊葦原瑞穂国に魔民が悪事をなしていることを述べます。
南沢神楽では、この役割を天児屋根命が演じていますが、本吉の法印神楽では「翁寅」で舞う翁としている。

魔王が様々な悪事をなすので、困った天児屋根命が素盞嗚尊を呼びます。

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素戔嗚尊 
〽 いかに大魔王幾千万来たって妨げをなすとも、我盡力をもって退治致すなり 例え地を分け降るとも追いかけ追いかけ退治致すなり 心やすかるべきやのう

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そして、退治された魔物たちは「御赦免、御赦免」と言って約束の手形を残して消えていきます。

最後の素戔嗚尊の力みも必見です。

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動画でどうぞ。


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2016.07.07 |

2016.07.06 | Comments(3) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

中野神楽 屋島合戦 @第29回あやめ祭り神楽大会

さて本日は、第29回あやめ祭り神楽大会から中野神楽さんで屋島合戦です。

上演は4~5年ぶりとのことです。

その前に中野神楽さんの由来について定本より

「明治5年、佐竹幸吉が庭元となり岩手県西磐井郡厳美村、三輪流山谷神楽の師匠を招き指導を受け、中野神楽を創設した。
二代、三代とも山谷神楽の師匠の指導を受けた。」
とあります。
現在の代表は六代目の佐竹正義さんです。



演目は屋島合戦から、義経主従と能登守教経勢が激戦を繰り広げる場面です。

平家方を屋島の浦に追い詰めた義経公

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そこで、平家一門の猛将で王城一の強弓精兵と言われた能登守教経と一騎打ちとなります。

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そこへ義経公の忠臣佐藤三郎兵衛継信が割って入り、義経公の楯となって戦います。

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能登守教経の小姓菊王丸が管矢を差し出します。

能登守教経が一の矢、二の矢そして管矢を放ったところで矢は継信の胸板を射抜き、継信は戦線離脱していきます。

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それを見ていた弟忠信が馳せ参じて菊王丸を討ち取ります。

しかしながら、継信の姿が見えないことに気づいた義経公は、弟忠信に継信を捜しにいくよう命じます。

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動画でどうぞ。

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2016.07.06 |

2016.07.05 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

東北まぐら神楽 石童丸父を尋ねて高野山@ 第29回あやめ祭り神楽大会

さて本日は、第29回あやめ祭り神楽大会から東北まぐら神楽さんで石童丸父を尋ねて高野山です。

東北まぐら神楽さんの紹介には「平成17年に栗原の神楽好きの仲間が集まって自由闊達に神楽を演じる神楽チームとして結成した。」とあります。

ということです。



演目の石童丸は、室町時代から続く仏教説話で、一般民衆に根強い人気を持つ語り物の一つです。

九州は刈萱荘に加藤左衛門尉という長者が住んでいたが、ある日本妻と千里御前という側室の異様な姿を垣間見て、世を儚んで高野山に出家します。
後にその子の石童丸が母千里御前とともに父を訪ねて東国をさして旅に出ます。

幕出し歌です
〽 センヤーハー 石童丸ホー 父をば訪ねて野を越え行くホー 野を越え行くホー

石童丸さん

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母千里御前

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母子で高野山に登ろうとしますが、女人禁制の山なれば早々に帰れと言い渡され、しかたなく石童丸だけで山を登ります。着いた所が父らしき人は無く、苅萱道心という人に次第を述べるとそなたの父親らしき人はそこの碑に祀られている、回向して下山せよと告げられますが、実はこの寺僧が石童丸の父でありました。

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親子の縁は切らねども、仏道に入った身なれば、親子の情愛で修行を乱すわけにはいかぬと、泣き泣き我が子を下山させるのでした。

苅萱道心が心情を歌に託します。

〽 遠くの美山で啼く雉の 親は子知らず 子は親知らず 
   いとしい我が子を前にして
    名乗れぬ父の悲しさよ

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動画でどうぞ。

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2016.07.05 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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