2018.02.19 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

小田代神楽 水神明神 @ 第11回祀りの賑い

さて本日は、 第11回祀りの賑いから小田代神楽さんで水神明神です。

改めて、小田代神楽さんの由来について定本より。

「明治二八年一○月、部落の氏神五十瀬神社に神楽を奉納するため、氏子総代の植田喜作が庭元となり、羽田の鴬沢神楽から師匠を招き指導を受け、小田代神楽を創設した。
 初代庭元植田喜作、二代及川春治、三代及川清志四郎、四代~五代及川篤男である。」
とあります。初代の植田喜作が指導を受けたのは菅原金之丞とあるが、金之丞は千葉栄佐衛門とともに瀬台野神楽を立ち上げた人物であり、後年田原の蟹沢に婿入りして蟹沢神楽を創設し、周辺の地域にも神楽指導をした。

そして現在の第六代目庭元は及川章さんです。

さて演目の水神明神舞は東方の国と西方の国の神争いとなっています。
瀬台野神楽系統では明神舞もあり、こちらは大屋比毘古神と大綿津見神の二神の祈祷舞です。

幕出し唄は

〽 さんやー 水神明神なー 水神明神なー 祓いさんよー



東方の神は、明神舞と同じく阿吽の狐面を付けて舞います。

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それ故かどうか不明ですが、手次も狐になっています。

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次に白荒面に黒采を付けた西方の神が威嚇して東方の神に迫り、双方の住処を巡ってついには装束を改め神戦となります。

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そこへ天照大御神が現れて仲裁します。

〽 各々抜きたる剣を納め、五行和睦千代の御神楽を舞い遊び給え

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最後面を外しての崩し舞となっています。

〽 やあえい 調子を揃え歌をごそこえ~

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動画でどうぞ。


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2018.02.19 |

2018.02.18 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

小田代こども神楽 山蛇 @ 第11回祀りの賑い

さて本日は,第11回祀りの賑いから小田代こども神楽で山蛇(やまへび)です。八岐大蛇退治です。
なぜ山蛇という演題にしたのか、この間の直会で会長さんにお聞きするのを忘れてしまいましたが、通常の大蛇退治に素戔嗚尊の蘇民将来譚が混在した筋立てとなっています。

胴取りは小学5年生です。たいしたもんだ。



最初に素戔嗚尊が出て

〽 我は大日本に隠れなき 素戔嗚尊なり 一夜の宿を貸し給う

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それに蘇民将来が応えて

〽 一夜の宿は安けれど ここに一つの大事あり

 と、娘が大蛇に取られてしまうことを嘆きます

そこで素戔嗚尊は村人に酒樽を用意するようにと命じます

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村人です。ちゃんと道化の振りになっています。

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さて、大蛇ですが、これが凝りに凝っています。
目は光り、口からはスモークが吹き出てきます スペクタル!

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蛇操りもこどもたちがやっているということでした。
両手と足にロープをつけての操作ということで、大人でも難しい技なんですがね。

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大蛇の首を打ち取って素戔嗚尊が勝鬨をあげます

〽 應 稲田姫もつつがなし この素戔嗚は神通奇特の宝剣をもって八岐大蛇を退治したりやのう

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最後に千代の御神楽 崩し舞で舞い納めます。

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動画でどうぞ。

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2018.02.18 |

2018.02.17 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

天狗田代々神楽 鳥舞 @ 第11回祀りの賑い

さて本日は、第11回祀りの賑いから招待神楽です。
一関市大東町沖田の天狗田神楽さんで鳥舞です。

その前に天狗田代々神楽さんの由来について定本より

「天狗田代々神楽は水山流という。先代は田河津村高金の佐藤金治郎先生、二代は奥玉村の藤野金作、藤野為定両先生の指導を受けた。
大正一四年、奥玉立石の及川卯吉が木材運搬の為天狗田に働きに来た。及川卯吉は田河津高金の神楽の大先生である佐藤金治郎師匠の名代(弟子)であった。
こうしたことから及川卯吉師匠とその弟子及川正、渡辺弘等の昭和六年、西磐井厳美村水山神楽との交流もあり、水山流神代
皇代御神楽系演誼本もある。初代庭元小山辰治、二代小山綾之助、三代小山綾一、四代小山滑男、五代熊谷平に受け継がれてきた。」

ということです。
しかしながら、4年ほど前に神楽組のメンバーが相次いて亡くなったことから活動が休止状態となっていたが、2015年に一関市教育委員会の調査をきっかけに高校生メンバーを加えて復活した。

代表の菊池一美さんです。



胴取りさんとは直会でお話しましたが、ドラムもやっているそうです。

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舞手は高校生達ですが、間もなくそれぞれの道に進むため故郷を離れるということです。
2年前の復活上演の際にも見に行きましたが、その時と比べ物にならないくらい鳥舞の出来が良かったです。
本当に惜しいですが、神社の祭りなどには戻ってきて神楽をしてほしいです。

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天狗田代々神楽の鳥舞は、佐藤金次郎の流れを汲むというだけあって、古風な祈祷舞の所作が残っています。

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動画でどうぞ。

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2018.02.17 |

2018.02.16 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

小田代こども神楽 御神楽 @ 第11回祀りの賑い

さて本日からは、2月11日に上演されました第11回祀りの賑いから、小田代こども神楽で御神楽です。

この神楽行事は毎年2月11日に開催されるもので、私も毎年通って鑑賞させていただいています。
小田代神楽さんの演目の数々が楽しみですが、もう一つ毎年ゲストを呼んでの共演となっていますので、そちらの楽しみもあります。ですので、完全にリピーターとして毎年楽しんでいます。



会場は奥州市江刺区田原の小田代コミュニティーセンターです
開会式に続いて上演会が始まります
この日は奥州市長さんも駆けつけて御神楽を鑑賞されていました。(と、敬語使ってますがこの市長私の中学時代のクラスメートです)

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閑話休題

小田代神楽さんでは、こども神楽の育成を重点的に取り組んでおられて、子供たちが常に興味をもって神楽に接することができるようにと様々な工夫を凝らしています。
その成果とも思えますが、日頃の稽古の成果を発揮しました。、

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小田代神楽さんでは御神楽を修することに、こどもといえども大人と同じ所作での御神楽を指導しているということです。
これは、本当に重要な事です。子どもだからといって省略した舞をx習得させると、後に成長した際に却って障碍になると思います。
子供たちに教えるには、そこまでできない悔しさみたいなものを体感させつつ子ども御神楽という到達点を与えるという設定は非常に理にかなっていると。

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動画でどうぞ。

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2018.02.16 |

2018.02.15 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ祭り

大室の春祈祷 高台団地に舞う

さて本日は、2月11日に行われた宮城県石巻市北上町十三浜の大室の春祈祷についてです。

3年前に訪問した時の春祈祷は、まだまだ復興途上であり、仮設の作業場などを門付けして回っていました。
⇒十三浜 大室の春祈祷

春祈祷というのは、その集落の一年の災厄消除、豊年満作、大漁を祈願するため各家を回って獅子舞で祓い、最後には集落の境に行って厄を捨ててくるという陸前浜一帯に行われている正月行事です。
こちらの大室浜では2月の第2日曜日に行われているようです。



こちらの獅子は親子獅子で、獅子頭は口が開くタイプです。

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集落の小高い山の中腹に鎮座する山神社に獅子舞とジャラカシが登ってきて、堂内にて参拝します。

この時、獅子頭と尻尾に赤い布をつけます。
この赤い布は秋祭り等の時に集落の氏子の皆さんが願い事をする際に神社に奉納し、奥の格子戸や境内にある小さなお宮などに掛けておいたものです。これを春祈祷の際に獅子頭に付けて、最後は集落の外れの境に捨ててくるということです。厄を祓うという意味が込められているようです。

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そして、神社を降りると、一行は榊持ちと塩撒きを先頭にして行列し、集落中の1軒1軒を厄祓いして歩きます。
こちらのお宅は大室で唯二軒だけ流されずに残った家のうちの一軒です。

獅子舞は昔ながらの作法で、縁側から入って家の中を踊りながら悪魔祓いし、玄関から出てきます。
祈祷が終わると家の者から一行に酒食のもてなしがあります。
私も回転焼きをご馳走になりました。

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さて、いよいよ大室から小泊にいく山林や畑を造成した高台団地での春祈祷です。
昨年の春以降に次々に新しい家が立ち並び、大室のビバリーヒルズといった風景になりました。
7年目にしてようやく本来の大室集落らしくなってきたということでしょうか。(あまり海が見えないので残念という声も)

それにしても、家々に獅子舞の囃子が鳴り出すとご近所の皆さんが集まってくるのは団地ならではの風景。
本当に賑やかな祭りとなりました。

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こちらは大室南部神楽でもお目にかかる佐藤さんのお邸です。
家の中も外から見せて頂きながら、ホタテ汁やら何やらご馳走になりました。

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3年前に訪問した時は、この先どうなるのかという感じでしたが、大多数の大室住民の皆さんが残って家を構えたということで、本当に復興の第一歩になったのだと実感しました。
また、5月には春祭りがありそうだということなので、楽しみにしていたいと思います。

帰り際に団地の入口には悪魔祓いの御札や刃物が突き刺してありました。
「これより悪魔来たらず!」そういう願いが込められております。

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動画でどうぞ。


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2018.02.15 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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