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2014.08.03 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

城生野神楽 岩戸開き @ 第37回みちのく神楽大会

さて本日は第37回みちのく神楽大会の最終回となります。
前年度に優勝した城生野神楽さんの模範演技となる岩戸入りです。

その前に、城生野神楽さんの由来について定本より

「嘉永年間(一八四八)富野城生野の富助が岩手県西磐井郡萩荘村市野々、自鏡山の山伏神楽を習得した。後部落の若者達に指導して城生野神楽を創設した。
以来城生野神楽は、山伏神楽の正統を保っているので宮城県北の神楽の総元締である。
初代庭元千葉幸之進、現在の庭元加藤義勝は五代目である。
昭和三六年一一月、築館町の無形文化財に指定されている。」

とあります通り、幕末に自鏡山の法印神楽を習得して以来、明治中期に阿久戸神楽に伝承したのを初めに、栗原地方の十数団体に神楽伝授を行なってきた団体であります。現在の代表は佐藤安美さんです。



城生野神楽さんは前回のこの大会で優勝しておりますので、審査の対象外です。
ちなみに神楽大会で優勝するとその栄誉として神楽幕を贈られることが通例となっています、この神楽幕が今回の優勝幕です。

DSC04380.jpg

天岩屋戸に隠れた天照皇大神を引き出そうと神々が神謀りをします、竹結尊が注連縄を張ります

DSC04383.jpg

そして、天宇受売命がおもしろおかしく踊りを踊ると岩戸から天照皇大神が少し顔をのぞかせた隙に手力雄命が岩戸をこじ開けます。

DSC04426.jpg

そして、めでたく天照皇大神が岩戸を開いて出てきます。これで豊葦原の瑞穂の国は光りあふれる豊穣の国となりました。

DSC04451_2014080322023764f.jpg

平和と豊作を祝って千代の御神楽となりますが、すばらしいくずし舞です。

DSC04464.jpg

動画でどうぞ。

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2014.08.03 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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