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2014.06.23 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

玉ノ木神楽 御神楽 @ 第30回江刺神楽大会

さて、本日は玉ノ木神楽さんの御神楽についてです。

その前に玉ノ木神楽さんの由来について

「玉ノ木神楽は、明治中期(22年頃)、悪病、悪疫や盗人がはびこり住民の難儀この上もなかったことから、当時の区長菊池幸四郎、菊池利喜蔵等が相談し、遠野町から修験者を招き、権現を彫刻し、各戸門打して悪病を退散したところ平穏に戻ったため、菊池利喜蔵宅を座元として創設した神楽と伝えられます。
 毎年悪魔払いの行事が氏神八雲神社を中心に行われてきましたが、大東亜戦争等にて衰微したので、昭和36年和田神楽(胆沢系)より先生を招いて小河原流神楽を習得し、玉ノ木神楽として再興しました。
 平成に入り停滞しておりましたが、平成13年以降新人が加わり活動を続けております。」

とのことです。もともと岳系統の神楽だったので権現様や式六舞の道具等も保持しているようです。

現在の代表は菊池清一郎さんです。



小河原流というのは水沢の瀬台野神楽の流派ということです。
胴の拍子に独特な特徴があります。

DSC02389_201406232030407b2.jpg

それにしても、明治期に山伏神楽を習得しながら昭和になって南部神楽を取り入れるという経過は、当時の南部神楽がいかに隆盛を極めていたかを知ることができる例といえそうです。

DSC02405.jpg

動画でどうぞ。

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テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2014.06.23 |

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