下大籠神楽 信田ヶ森 @ 第1回きたかみ春まつり
さて、本日はきたかみ春まつりから、下大籠神楽さんの信田ヶ森についてです。
下大籠神楽は大室南部神楽創設に関わった千田(佐藤)清人が所属していた神楽団体であり兄弟神楽と呼んでいるようです。
大室南部神楽が震災後に復活する際に様々な支援があったことが縁で昨年に引き続き出演となりました。
下大籠神楽さんの由来については定本より
「昭和八年、大津保村(現一関市藤沢町)の村社下大籠神社の奉納神楽を組織することとし、宮城県栗原郡金成町より佐藤家に婿入りした佐藤清人が神楽師匠であったので、佐藤清人師匠の指導により佐藤司、佐藤重雄、須藤徳一、首藤義雄、同克巳、須藤薫、千葉哲治、沼倉豊等が舞手となって、下大籠神楽を創設した。
後佐藤司が庭元となり、花泉清水原の大門神楽の師匠を招いて指導を受け演目も多くなった。
初代庭元佐藤司、現在の庭元佐藤重雄は二代目である。」
とあります。
演目は葛の葉子別れです。
安倍保名に一命を助けられ、恩返しに夫婦となって保名の子を産んだ白狐の葛の葉姫は、我が子に真の姿を見られてしまいます。
そこで、葛の葉は歌を巻物に書き残して、信太ヶ森へと帰ってゆきます。
恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信田の森のうらみ葛の葉
後に残された保名は、我が子のために今一度葛の葉に会いたいと信田の森にと急ぐのでした。
動画でどうぞ。
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