2014.04.12 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ祭り

大物忌神社大御幣祭⑤ 陵王、納曽利

本日は蕨岡延年から陵王ですが、前の演目と異なり、大人の部といったところです。


山形県内各地には今も舞楽が多く催されますが、そのルーツとなっているのが西村山郡河北町の谷地八幡宮宮司林家に伝わる林家舞楽です。
貞観2年(860年)に慈覚大師円仁の立石寺開山に際して山寺に伴し、舞楽を司った。以来1,200年の伝統を持ち、宮中舞楽・四天王寺舞楽・南都楽所舞楽と並ぶ日本四大舞楽の一つとされ、重要無形民俗文化財に指定されている。

その影響を受けているものと思われる蕨岡延年ですが、かつて、この延年にたずさわる者は、宿坊の長男に限られ、三歳になると懐児(だきちご)として祭礼に参加し、七歳から一五歳の間は「童法」などの稚児舞を担当し、それ以降は山伏の修業の一つとして舞を厳しく修業してきたとされているとのこと。



舞楽とは異なり、シンプルな装束に古面を付して緩やかに舞うさまは修験の法楽といった趣が深いです。

DSC08603.jpg


陵王が終わると、舞人が面を納曽利のものに付け替えます。
陵王は竜頭で厳しい感じの面ですが、納曽利は切り顎の黒尉面と言った感じです。
舞楽では陵王の番舞(つがまい)としての納曽利で、本来は2匹の龍の舞ですが、林家舞楽での納曽利が一子相伝のため一人舞となっている影響か、こちらでも一人舞となっています。

DSC08612.jpg

しかも、本来の納曽利は撥をかざして反閇を踏む勇ましいものですが、こちらでは翁舞といった風情でよろめくような舞の手があります。

DSC08619_201404130707254c4.jpg

動画でどうぞ。

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2014.04.12 |

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