増沢こども神楽 藤沢町子ども郷土芸能発表会
引き続き、藤沢町子ども郷土芸能発表会から
増沢神楽です。
増沢神楽の由来は
「明治四三年、小梨村清田(現千厩町)の梨田倉神楽の千葉義美、矢越村深持の岩渕重次郎両師匠の指導した神楽が、伊藤初治宅に一団体、同増沢字立石、岩渕重次郎が指導した神楽が、村上弥兵衛宅に一団体と、二つの神楽があった。
大正末期互いに舞手が少くなったので、二つの神楽が合併し、菅原軍治、村上繁両師匠の指導により、増沢神楽と改称した。
なお、千葉義美、岩渕重次郎両師匠は、田河津村で南部神楽の伝統を持つ、佐藤金治郎大先生の弟子で、秀れた演技力と指導力のあった人である。
初代庭元伊藤初治、二代村上弥兵術、三代菅原武美である。」
とある。
千厩清田の梨田倉神楽がいかなものだったかは今となっては知るべくもないが、佐藤金次郎の孫弟子のようなものであれば高金流の神楽といえようが、どちらかというと瑞山国首系といえなくもないような。
で、演目は五大領四節分と称している。
さて、神楽であるが四季を五行に当てはめた色の面をつけた四季の神と土用をくれろという天の八百万玉姫との戦いの模様が題材になっている。
今年の冬の土用は1月18日より2月3日で、それが終われば立春となる。
ちょうど大寒の時期にあたり、冬の土用姫さまは雪女のように冷たいといったところか。
武器をとって神戦をしていると天之御中主が現れて土用と春夏秋冬を72日ずつ定めて千代の御神楽となるのだが
ここで胴取の歌が掛かる
「羽黒山 けがきの内の 八重桜
花いろともり 咲くはうれしき」
動画でどうぞ
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