達古袋神楽 弁慶安宅の関 @ 第35回志波姫神楽鑑賞会
本日はゲスト出演の達古袋神楽の弁慶安宅の関です。
その前に達古神楽さんの由来について
「達古袋神楽は文明10年(1478)八幡神社開祖の本山派、常学院相模坊が宮元で法印神楽を執行していたといわれている。弘化年代から隆盛を極め、明治11年に宮元が常学院から小野寺伊三郎に移管され現在で16代目を数えている。」
ということです。
さて、この日に胴を取る予定だった方が先ごろご逝去なされたということです、ご冥福をお祈りします。
そういう訳で急遽鶯沢神楽からお手伝いで矢崎さんが胴を取っています。
演目は定番の安宅の関ですが、コワが朗々としていて聴きやすいです。
兄頼朝に追われる身となった義経は、不遇を嘆きながら弁慶以下の従者とともに奥州平泉をめざします。
途中、安宅の関で関守の富樫に呼び止められ、怪しき山伏と疑いをかけられます。
弁慶が東大寺勧進の旅であると申し開きすると、ならば勧進帳を読み上げよと迫られます。
窮した弁慶が笈の中から白紙の巻紙を取り出して、勧進帳を空読みします。
さらに富樫から山伏問答をかけられますが、これも隙無く答えます。
がしかし、後ろの強力に変装した義経の顔を見破った富樫ですが、武士の情で一行を通すことにします。
かくて主従は身の儚さを嘆きながら平泉をめざして急ぐのでした。
動画でどうぞ。
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