2014.02.07 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

東北まぐら神楽 石童丸父を訪ねて高野山@ 第34回尾松地区神楽鑑賞会

今日は第34回尾松地区神楽鑑賞会から東北まぐら神楽さんの石童丸父を訪ねて高野山の場です。

東北まぐらさんは栗原の芸達者集団です。

平成17年に栗原の神楽好きの仲間が集まって自由闊達に神楽を演じる神楽チームとして結成したのが東北まぐら神楽です。
結成後の日は浅いですが実力派揃いです。




演目の石童丸は、室町時代から続く仏教説話で、一般民衆に根強い人気を持つ語り物の一つです。

九州は刈萱荘に加藤左衛門尉という長者が住んでいたが、ある日本妻と千里御前という側室の異様な姿を垣間見て、世を儚んで高野山に出家します。
後にその子の石童丸が母千里御前とともに父を訪ねて東国をさして旅に出ます。

幕出し歌です
〽 センヤーハー 石童丸ホー 父をば訪ねて野を越え行くホー 野を越え行くホー

石童丸さん

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母千里御前

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母子で高野山に登ろうとしますが、女人禁制の山なれば早々に帰れと言い渡され、しかたなく石童丸だけで山を登ります。着いた所が父らしき人は無く、苅萱道心という人に次第を述べるとそなたの父親らしき人はそこの碑に祀られている、回向して下山せよと告げられますが、実はこの寺僧が石童丸の父でありました。
親子の縁は切らねども、仏道に入った身なれば、親子の情愛で修行を乱すわけにはいかぬと、泣き泣き我が子を下山させるのでした。

苅萱道心が心情を歌に託します。

〽 遠くの美山で啼く雉の 親は子知らず 子は親知らず 
   いとしい我が子を前にして
    名乗れぬ父の悲しさよ

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それにしても、南部神楽の神台本を書いた人は雅趣に富んだ博識の方が多くいたということでしょうか。
様々な芸能文学から詩文を引いています。


動画でどうぞ。

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2014.02.07 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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