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2013.12.28 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

鶯沢神楽 弁慶安宅の関 @ 農民の家公演

さて本日は農民の家公演のトリを飾りました鶯沢神楽さんの弁慶安宅の関です。

その前に、鶯沢神楽さんの由来について定本より


「明治初年、玉井豊之助、小野寺久五郎の両人が世話人となり、岩手県西磐井郡萩荘村達古袋神楽の師匠を招き、神楽の伝授を受け日向神楽を創股した。
戦前、戦後舞方が少なくなり中断していたが昭和三九年、町教育委員会が郷土芸能後継者盤成識習会を開催した。講師は小野寺捨男、小野寺東策の両師匠の指導であった。
これを機に鴬沢神楽保存会を組織し現在に至る。
なお、明治一八年、二○年の二回にわたり、伊勢神宮に神楽を奉納したという。
また、大正年間、田谷神楽(江刺市愛宕)の指導をしたともいわれている。
初代庭元玉井豊之助、現在の庭元岸湊は六代目である。」

ということなそうです。現在の代表者は高橋長人さんです。

この日の胴は若い方が取っておられました。いいな!



義経さん

DSC04042.jpg

関守・富樫泰家さん

DSC04045.jpg

山伏問答に続いて勧進帳の空読みです。

DSC04054.jpg

富樫に「後ろに控えし強力は判官殿ではあるまいか」と見さとられたため、弁慶が打ち据える激しく場面です。
これを見た富樫は武士の情けと義経一行を見逃します。

DSC04077.jpg

難を逃れて、主君に手を挙げたお詫びにと弁慶が自害しようとすると、義経が押しとどめ、
これまでの戦で沢山の家来を失ったのに、ここで弁慶までもいなくなったら源氏の再興は望みがなくなる、どうかいつまでも一緒にいてくれと頼みます。
負け修羅の寂寥感が漂う得も言われぬ名場面です。

DSC04108.jpg

動画でどうぞ。

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テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2013.12.28 |

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