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2013.12.13 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

平倉神楽 松迎え @石鳩岡神楽交流会

本日は昨日に引き続き平倉神楽さんの松迎えについてです。

その前に、平倉神楽さんの由来については当日のプログラムから

「平倉神楽は、明治三十四年(1901)頃、宮守村塚沢の塚沢神楽から二代に渡つて指導を受け、その時、幕及び権現
様をいただいている。尚、塚沢神楽は、大迫町岳集落に継承される岳神楽の弟子神楽であることから、幕は向鶴と
なつている。第二次大戦中に中断され、昭和三十年(4955)頃からは神社での神事のみ行つた。昭和六十年(1985)
頃に小学生を中心として、「しんが<」の復活をし、上郷まつり、遠野郷八幡宮例祭に参加するようになつた。平成十二年(2000)からは東和町石鳩岡神楽の一ノ倉保師匠を招き本格的に神楽の復活に取り組んでいる。」

とあります。


山伏神楽ではこの松迎は式舞のうちの翁の裏舞となっています。
千秋萬歳の兄弟が相舞をし、五葉の松のいわれを解きながら祝言を述べるというものです。

本田安次著「山伏神楽・番楽」から引くと鎌倉時代の口語辞書である名語記の中に
「千秋萬歳とて、このごろ正月には散所の乞食法師が、仙人の装束をまなびて、小松を手に捧げて推参して、様々の祝言を言い続けて禄物にあづかるも、この初子日の祝いなり」とあるとおり、古い型を伝えていると思われます。
ちなみに黒森神楽では若男二人による颯爽とした舞になっております。

DSC02808.jpg

ネリが終わると、千秋萬歳のいわれをとく舎文となります。

「これ丹後の国、ねのべの長者の二人の子に、兄をば千秋や、弟をば萬歳と言いしもの、さても千秋萬歳こそ兄弟な、同じ心となり、父の仰せに従うて、たちまち徳を申さんと、ねのべの雪なれば花を盛に身をしのぶ。なに舊苔で髭を洗えば、われ二人な手を合わせ、天下を禮し奉る。天下泰平のことなれば、とかくはこれに歳を経て、さらば床几へ掛けばやと存じ候・・・」

そして幕内と胴前が掛け合いで五葉の松の由来をときます

「五葉といっば五つの枝 
 東に向かうるその枝は 春を迎えて花よまつ
 南に向かうるその枝は 夏を迎えてこごよ松
 西に向かうるその枝は 秋を迎えて葉をそむる
 北に向かうるその枝は 冬を迎えて雪よまつ
 中なる枝はしょせいの枝 両方こふれば高けれど、君とも父ともたとへたり。あら有り難や有り難や、きんめいきんじょの風吹けど、風は吹きかねてきのえどひく」
 
DSC02824.jpg

これより面を外してくずし舞となります。

DSC02831.jpg

動画でどうぞ。



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2013.12.13 |

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