花貫伊勢神楽 @第51回奥玉地区民芸大会
今日は昨日に引き続き奥玉地区民芸大会から花貫伊勢神楽についてです。
由来については「いわての郷土芸能」より抜粋
「詳細は不明だが、明治時代に千厩・茶名畑の15歳になる金野丑造が一番若手の神楽連中だったと言われいている。
丑造の時代より少なくとも10年ぐらい前に大東町大原から神楽の師匠を迎えて修得したと言われている」
とありますが、現在大原には内野・上大原に伊勢神楽があり、互いに交流する中で伝承したものと思われます。
花貫の演目は渡り、曲、釈迦踊り、虎踊り、三切り、八車、一拍子、打ち切りの8つであるという。
特徴的な演目は虎踊りで、これは隣接する芸能である打ち囃子の虎舞から曲を取ったものと思われる。
花貫伊勢神楽は千厩町北部の奥玉地域の中でも西端に位置していて大東町とのつながりが強い地域である。
奉納は地区内の八坂神社、八幡神社の各例祭において神輿渡御の道中囃子を100年近く受け継いでいるということです。
最初は小学生による「渡り」
次が大人たちによる「釈迦踊り」
釈迦踊りは伊勢参詣の道中で最難所といわれたお釈迦森という所があり、そこを越えるのはお釈迦様の御縁日が良いと言われていたが、難所越えをするため力強い調子と、バチさばきも華麗な踊りとなっている。
次が「三切り」で、最後は「打ち切り(ブッキリ)」で納める。
尚、東磐井地方の伊勢神楽について拙ブログ内で一考察しておりますので、ご参照ください。
「東磐井の伊勢神楽」
動画でどうぞ。
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