板用肩怒剣舞獅子舞保存会 花和讃@大船渡市郷土芸能まつり
さて、今日は、「第43回大船渡市郷土芸能まつり」より、最後のトリを飾った板用肩怒剣舞について。
由来については当日パンフレットより、
「板用肩怒念佛剣舞の始まりは、宝暦2年(260年前)大船渡市、猪川町の稲子沢家より板用地域に分家出した、剣舞の装東一切を寄付、板用剣舞として永年伝承するよう申し渡されました。
ある時期は、30年、40年と休んだB寺もありましたが、消滅することな<今日に至っております。
昭和44年には大船渡市の無形文化財の指定を受け、昭和50年7月芸能保存会が発足、育成、伝承に努めております。」とあります。
今回の演目は6種類の中から、「花和讃」という踊りとのことです。
この踊りの内容は、寿永4年(1185年)平家一族が壇ノ浦に亡んで夜な夜な現れる亡霊を、ササラ(一遍上人)の法力により次々と成仏してい<様を舞踊化したのがはじまりです。
踊り始めから引端なで薙刀を用い、多様な変化でクライマツクスは3人がササラに襲いかかる場面は、他の剣舞組にない圧巻であります。
伝書によると、宝歴元年に気仙郡猪川村久名畑の富豪稲子沢家では、家内及び使用人の和を図るために、稲子沢家の先祖が江刺の出身ということで江刺に伝承されていた念佛ケンバイを伝承させようとした。
ということである。
演目の花和讃とは、現世の世情を教え、仏の慈悲を讃える踊り。採り物はブッコミと中踊りに長刀を用いる。
動画でどうぞ。
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