2013.10.06 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

福地法印神楽 産屋

本日は宮城県石巻市にある石巻市河北総合センター  通称ビッグバンにおいて第36回 石巻桃生牡鹿地方神楽大会が行われました。今週はその内容についてお伝えいたします。

東日本大震災の直後には避難所として機能したこの施設も、平時を取り戻しつつありますが、館内には震災当時の避難所としての生活を知る記事などが展示されています。

そのような中で、今回の神楽大会でも被災した団体・神楽衆もあり、復興への道標としての大会の意義がみいだせました。

開会式に続いて、後谷地・福地法印神楽による打ち鳴らしが行われました。

トップバッターは河北地区の福地法印神楽保存会さんです。

福地法印神楽の由来については、千葉雄市先生が記したものを志波姫の佐藤博徳さんから提供いただきましたので掲載いたします。

福地法印神楽会 会長 斎藤 優

「昭和8年の旧正月元日を期して桃生町倉埣八雲神社の及川宮司の一番弟子と称された西條二三盛氏から直伝を受け、初めて神楽団を組んだものという。
現在でも胴も笛も自前で楽人を持ち、笛は3人が吹奏できるという。会員は7人に減少しているが後継者を養成しつつある。
一時針岡の組と合流していたが針岡は中断しているので他は頼らず、むしろ後谷地の方などに奏楽の指導や応援に行っている。毎年9月9日の加茂小鋭神社の前夜祭の他各地の祭礼等に演舞している。」

ということです。

福地は、河北町から雄勝町に行く県道30号線の町並みです。

演目の産屋は彦火火出見尊が豊玉姫と契りをかわし、その出産に際して産屋を覗いてはならぬと約束したことに始まります。



豊玉姫は自らの出産を秘するため一人産屋へと籠もります。

DSC08622.jpg

おのれが子の出産が気になり産屋を覗いた彦火火出見尊は産気づいてのたうちまわる龍の姿を見て仰天します。

DSC08643.jpg

無事に出産するも、夫である彦火火出見尊に真の姿を見られたため、子を側女に託そうとします。

DSC08664.jpg

我が子を失った悲しみを体全体で表す場面です。

DSC08688.jpg

やがて、竜神に化身した姫が彦火火出見尊と神争いをし、彦火火出見尊が勝利します。
後に残った彦火火出見尊が、禍を祓った喜びとして太刀御神楽を舞います。


DSC08694.jpg

それにしても、この日の福地法印神楽さんの笛師さんの技力は抜群でした。


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2013.10.06 |

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