2013.09.12 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

城生野神楽 一の谷合戦首取りの場 第53回北辰神楽大会

さて、本日は第53回宮城岩手選抜神楽大会から城生野神楽さんの一の谷合戦首取りの場についてです。

その前に、城生野神楽さんの由来について定本より


「嘉永年間(一八四八)富野城生野の富助が岩手県西磐井郡萩荘村市野々、自鏡山の山伏神楽を習得した。後部落の若者達に指導して城生野神楽を創設した。
以来城生野神楽は、山伏神楽の正統を保っているので宮城県北の神楽の総元締である。
初代庭元千葉幸之進、現在の庭元加藤義勝は五代目である。
昭和三六年一一月、築館町の無形文化財に指定されている。」

とあります通り、幕末に自鏡山の法印神楽を習得して以来、明治中期に阿久戸神楽に伝承したのを初めに、栗原地方の十数団体に神楽伝授を行なってきた団体であります。現在の代表は佐藤安美さんです。

この日の胴は佐藤涼さんです、今大会で胴の部の個人賞を受賞しました、おめでとうございます。

さて、演目は一の谷で敦盛の首を熊谷次郎直実が討ち取る場面です。

熊谷は黒字に日の丸の扇で荒形の感じがよく出ています。



息子に似ている敦盛を逃がそうとしていると、背後から平山武者に二心ありやなしやと呼び止められます。

DSC07738.jpg

いたしかたなく、味方の船に追いつこうとする馬上の敦盛を呼び戻し、捕らえます。
観念した敦盛が彌陀の浄土に座れるようにと、四方に祈ります。
この時、胴取の神歌がはいりますが、南無阿弥陀仏の念仏になっています。
私のそばで観ていた常連の武田さんが、「ここで念仏だ」と呟きました。

DSC07749.jpg

熊谷が敦盛に思い残すことは無いかと問うと、妻と身ごもっている子が気がかりなので、愛用の青葉の笛を渡してほしいと頼みます。

DSC07757.jpg

泣く泣く敦盛の首を取って平山武者所に差し出します。

DSC07765.jpg

敦盛の首を抱えながら、自ら出家してその菩提を弔うことを誓います。

DSC07767.jpg

城生野神楽さんの一の谷は何度みても見応えあります、泣かせます。

動画でどうぞ。

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2013.09.12 |

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