2013.07.23 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ祭り

巡行の最後は宿にて舞う

一関市赤荻外山地区の天王祭についてリポートしてきましたが、今日で最終回となります。

今回の獅子舞巡行のコースは、山の神神社を出て南側に向い、そのあと山の神神社の裾野を時計回りに進み、一度厳美への峠道に向かって集落の境界で神官がお祓いをする。
その後は市道沿いに東進しながら順次門付けをしていく。
9軒ほど回った後に、隣の集落である笹谷へと向かう。
笹谷では12軒を回ったわけであるが、一番最後となる家が「宿」と言われる当番の家である。
ここは、いわゆる御旅所にあたり、最後の獅子舞が舞われ、それが終わると最後の共食となるため準備されたご馳走は一際豪華なものとなっている。往時はここで獅子舞連中が酔いつぶれて千鳥足で神社に戻ってきたなどというエピソードも聞いた。



それが終わると山の神神社へと戻る。午後2時30分ぐらいであった。
拝殿に登る前に神社の周りを神官を先頭に太鼓、厨子、獅子舞が列をなして三度廻る。
その後に拝殿内で遷御の儀が執り行われ、祭り一切が終了する。
外山では40戸を5つの班に分けて年ごとに当番制で祭り執行にあたる。
そのため次にこの班の方々が獅子舞を舞うのは5年後となるわけで間があくことにはなるが、他の班でも祭り執行の手順や獅子舞の舞い方を衆知しているわけなので、伝承方法としては優れた方策ともいえる。
是非、長く伝えていってほしいと願うものである。

DSC04289.jpg

これは神社の前に据えられた石碑であるが、「石室」として一関市の文化財に指定されている。
石の背面に天正二年(1,574年)の年号が彫られているがこれが元々の山の神神社であったという。
石室の内部には舟型光背が彫られていて、かつては石仏が据えられていたものと推察される。
この集落内には観音石仏群もあるが古来より深い信仰に支えられた生活があったことが偲ばれる。

DSC04069.jpg

最後になりましたが、今回獅子回しをおこなった笹谷地区には笹谷稲荷神社があり、そこにはかつて南部神楽の一本流をなした笹谷神楽の記念碑がたっています。
しかしながら、20年ほど前から神楽は行われなくなっていました。
今回笹谷地区の門付けについて回りながら笹谷地区の神楽に関係する方々と話をすることができた。
後日、それらの方々に笹谷神楽について調査を行う予定です。

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2013.07.23 |

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