達古袋神楽 田村二代 選抜神楽 花泉大会
さて本日は達古袋神楽さんの田村二代です。
南部神楽の田村モノは奥浄瑠璃の「田村三代記」からの台本とみられているが、その「田村三代記」も御伽草子の「鈴鹿の草子」や古浄瑠璃の「坂上田村丸誕生記」などの影響を受けているという。
これらは室町期の成立とされ、奥浄瑠璃はその後の江戸時代に入って仙台領内に根付いて盲人の門付芸として大衆に愛された。
その田村三代記を三人の主人公ごとに一段ずつに語りモノと同形式で神談議本を創生してできたのが、田村一代(利春)、田村二代(利光)、田村三代(利仁)である。
その田村二代さんです。
勅命で山城国の今瀬が淵に住む悪龍退治に、供の霞の源太と海老名源八を連れ、神通の鏑矢を携えて出陣します。
今瀬が淵には悪龍がいて、恐ろしい形相で利光らを威嚇します。
この幕を使った演出は怨霊などにも使われますた、昔は本当に怖かったと思います。
遂に悪霊を討ち止めますが、実は母親が化身したものと知って愕然とし、最後のとどめは家来に頼みます。
このあと、面を外しての御神楽があり、宮くずしというそうです。
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