鵜住居虎舞_民俗芸能祭2013
本日は岩手の民俗芸能祭2013より鵜住居虎舞を
ご承知のとおり、岩手県釜石市の北辺(大槌町との間に)存する地域で、歴史的にも重要な集落だった。
しかし、一昨年の大海嘯で鵜住居の町全てが塵芥に帰した。
それでも、もともと地域の紐帯が強く、町はねくても祭りはやっぺ!とやりだしたのが昨年のことである。
これには無論沢山の支援があってできたことだ。
とはいえ、もともとこの地域で伝承されていたが、すでに昔の形が曖昧になっていたところではある。
しかし、以前にもふれたがこの鵜住居虎舞に関しては囃子の形態が釜石の東前や只越の太神楽の調子を受け継いでいる感じが色濃く感じられる。
これは、仲入りの杓子舞である。
釜石の中心部は幕末から昭和の戦前まで歓楽街であったため、裾町のあたり一帯に酒席でも通用する座敷芸が発達していったことが十分に想定される。
そして甚句踊りである。
これは、町内から伊勢参りや古峯岳に参拝した代表を招いて酒席で持て成すときに唄い踊られたものが基礎になっている。
震災後は面も頭も山車もなかった中で、このような頭一つが街道を跋扈するだけで両手を合わせて拝んだものである。
動画でどうぞ。
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