鵜住居虎舞@奈奈子祭
一昨日は釜石市の箱崎半島の東端、大槌湾に面した箱崎白浜の集落にある民家で開催された奈々子祭に行って参りました。
この祭りは先の震災により大きな被害を受けながら、復興の狼煙として郷土芸能祭りをしようと声を上げた地元の笹山夫妻とそれを支援する橋本教授他のみなさんの願いによって成し得たものです。
それは、この呼びかけからはじまりました「奈奈子祭を応援します」⇒とりらblog リンク参照
私は箱崎白浜へ行くのは10数年ぶりで、震災後は初めてなのでした。
いつも通りに両石から仮宿経由で行こうと思ったが「あ、だめだ道路がない」と思い出した。
で、根浜経由で行くのだが、左手の鵜住居小学校と釜石東中学校の校舎が丁度解体中であった。
たくさん思い出があったのだが。
で、ところどころ凍った道を越えて箱崎白浜へ着く。
実に穏やかな冬の浜辺だ。震災の爪痕さえなければ。
太鼓の音に誘われるように佐々木家へ、もうすでに桜舞太鼓の皆さんが引き上げるところでした。
遅くなってすみません。
で、鵜住居虎舞が庭先で上演。
鵜住居虎舞は山田の大沢の系統とも盛岡からのものともいわれていて、囃子が太神楽の影響を受けているともいわれているそうです。
演目は矢車、跳ね虎、笹喰み
この日のヒーローは元気に跳虎を踊った5歳児。
おひねりを沢山いただいてました。
他の虎舞団体にはない珍しい演目の「うれしや舞」
そして甚句踊りと。
最後になりましたが、この鵜住居虎舞で笛を吹いておられる岩鼻さんについて、虎舞にかける思いを綴ったドキュメンタリーを東北文化財映像研究所の阿部武司さんがyoutubeにアップしています。必見です。
⇒笛よ響け~祭り囃子から供養の奏でに~ 鵜住居虎舞笛吹岩鼻金男の思い
動画でどうぞ。
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