女川法印神楽「岩戸開き」@2023長面北野神社例祭
さて本日は、2023年9月24日に行なわれた長面北野神社例祭から女川法印神楽で岩戸開きです。
陸前浜の法印神楽では岩戸神楽を重要としていることより、殊の外趣向を凝らして上演してきたことが伺える。
即ち、必ず舞うこととされて、「岩戸開」を舞わないと、神輿の神社への還幸をしないほどであるという。
最初にネリ調子で「知慶」が出る。
〽 そもそも神代の昔、天岩戸のはじめを尋ぬるに、素戔嗚尊、日の御神の為に行跡甚だあじけなく、品々侮りなし給えば、皇の御神は岩屋に入らせ給いて岩戸を閉ざし、隠れましますが故に、天の下常闇の世となるなり
次に天津神が出て一舞
〽 応 天神七代地神五代天津神の始めこれなり
ついで国津神
〽 応 天神七代地神五代、国津神の始めこれなり
天細女命出て岩戸に向かって座し、三拝したのち立って「鈴御神楽」を舞う
ついで手力雄命が出て、高舞台に進み岩戸がかりをする
〽 種を蒔き、鋤をおし、岩戸の扉を押し開き、今こそ大神あらわし給えや
手力雄命が天照大神の御神体を戴いて一巡りし、天細女命に渡す
知慶、天細女命、天津神、国津神が天照大神を捧げつつ一巡りした後に順に舞台から降りる
かくて大和の国に明るさは戻ったものの、害をなした素戔嗚尊の咎は晴れません。
手力雄命が舞台に残って、素戔嗚尊の狼藉を責めるため呼び立てます
素箋嗚尊 「応 これは何事にて候やの」
天児屋命「応 その御のち八百万の神達共に議って罪を素戔嗚尊に帰し、祝部の神達千座の置座を持って責め神祓えに祓い給えや」
手力雄命と素戔嗚尊の戦いとなるあが、ついに素戔嗚尊は天界より追放されて人間界を彷徨うことになる
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