岡谷地南部神楽「屋島の戦い・死骸尋ね」@2023とよま秋祭り神楽大会
さて本日は、2023年9月17日に行なわれたとよま秋祭り神楽大会から岡谷地南部神楽で屋島の戦い・死骸尋ねです。
この演目は、前半は屋島の戦いでの義経主従と能登守教経の戦、後半は矢負いの身となった佐藤嗣信最期の場の通し上演となっています。
幕出しは 〽 センヤーハー 義経は 屋島の浦にと早急ぐホー 急ぐなりホー
平家軍を追い詰めた源氏の大将源義経
対するは、弓を取っては日本一といわれる平家方の大将能登守教経。そして小姓の菊王丸
大将同士の戦いとなるも義経の劣勢と見るや、佐藤継信が主君を守らんと教経の矢面に立って勝負がつかず。
そこへ平家の武将童子菊王丸が、節が近くて多い三年竹の管矢を能登守教経に手渡した。これこそが三の矢となる。
その三の矢に射たれて継信が倒れる。
乱戦の最中に継信の弟忠信が現れて菊王丸を討ち取り、さらに能登守教経にも肉迫するが、あと一太刀というところで能登守は陣屋に逃げ帰る。
源義経は自分の矢面となって平教経の管矢を受けた継信を探せと忠信に命じます。
夕暮れとなった砂浜を探り歩く忠信に遠く微かに兄の声が聞こえ、近寄ってみれば矢負いの継信を見つけ出して駆け寄る。
継信は今一度主君義経に会いたいと願います。
忠信は兄を背負って高松城へと向かう愁歎の場です。
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