fc2ブログ
2023.09.25 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

岡谷地南部神楽の式三番舞@2023とよま秋祭り神楽大会

さて本日は、2023年9月17日に行なわれたとよま秋祭り神楽大会から岡谷地南部神楽で翁舞、三番叟、笹割です。

その前に岡谷地南部神楽の由来について

「明治三二年、工藤清右エ門(東和町嵯峨立から養子に来た人)が庭元兼師匠となり、修験道加田羽流剣舞神楽を部落の若者達に指導し、岡谷地南部神楽を創設した。
初代庭元工藤清右エ門、現在の庭元高橋安治は六代目である。」とありますが、現在の代表は佐久田和尋さんです。」

また、「宮城県の民俗芸能(宮城県文化財調査報告書第82集)」(昭和56年発行)によると、演目の中で岡谷地南部神楽独特のものがあり、親神楽の嵯峨立神楽でも演じることがなくなった「日本振袖」や「歌津仇討ちの場」も継承しているという。
他の演目は、翁舞、三番叟、岩戸開き、切開き、水神舞、八幡舞、山神舞、西の雲の舞、五代竜、雨若彦、地神三代、地神四代、叢雲、宇賀玉、笹割、竜天、宮静、三宝荒神、五鬼大神、宝剣飾り、日本武尊、膳舞、西の宮、天尊舞、神剣舞、松迎、悪玉御前の舞、根子切り、種まき、他としている。



岡谷地南部神楽では翁舞、三番叟、笹割を式三番の舞としていて、三演目が途切れることなく連続して上演されるのが特徴。

翁舞の詞章は

〽 さて 天竺の末代 とはの池の亀 甲羅に千歳さんとのおくの玉を頂いて 万刧をふるとかや
   木はかえりて茅となり 茅はかえりて老いらくとなす
   皆は踊らんとかの光つつ

  胴取これを受けて 〽 エーさらさらと吹くは松風 吹くは松風 オモシロヤー

舞の最後は御神楽にて四方を舞納めます

20230917151608IMG_8260.jpg


20230917152415IMG_8265.jpg

幕出しは 〽 サンヤー笹割はナー 笹割舞ナーセンヤー

白采に白面を付けて二人の舞手が出て大きく跳躍しつつ一舞する

20230917153403IMG_8272.jpg

後半のくずし舞は扇を持っての早調子の舞、そして刀を持っての悪魔退散の祈祷舞、最後は四方を巡って舞納めます。

20230917154047IMG_8282.jpg

動画でどうぞ


関連記事

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2023.09.25 |

コメント:

コメントの投稿


非公開コメント

«  | ホーム |  »

プロフィール

祭りの追っかけ

Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

カレンダー

11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

月別アーカイブ