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2023.08.13 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

和賀大乗神楽「岩戸開」@2023みちのく芸能まつり

さて本日は、2023年8月5日に行なわれたみちのく芸能まつりから和賀大乗神楽で岩戸開です。

その前に、和賀大乗神楽の由来について

「口伝では、約六百年前の正和4年(1315)に慈覚大師の弟子である玉木明介が京都東山の聖護院の門跡として修験を修行し、煤孫に帰郷後に貴徳院を開基。
後に権大僧都満開山円光法師が創始した神楽とされ、「貴徳院法印神楽」とも呼ばれていました。
嘉永元年(1848)に至つて宮城県遠田部湧谷箆岳の箆岳金峰寺(天台修験兼帯)から大乗神楽が伝承され、嘉永2年に南笹間の万法院を会場に大乗会を開催。三年後の嘉永5年には大乗仏教を基にした加持祈祷の舞として「大乗神楽」と改称した。
その後一時中断しますが、慶応年間に佐藤寅次郎が貴徳院に伝承されていた神楽の再興を願い、妻の父である南笹間の八幡神社別当万法院に師事し再興しました。」

とあります。現在の代表者は鈴木俊逸さんです。



岩戸開きの演目であるが、大乗神楽では天の岩戸を六曲の屏風で表してる。
陸前浜の法印神楽でも、天の岩窟は高舞台の方に屏風を立てて、その中に天照皇大神が待機する形式を取っているので、その形が継承されたものと思われます。

岩戸には幣束で設えた尻久米縄が張られています。
これは古事記にある天の岩戸に由来するものです。

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翁面の鹿島大明神と客僧面の猿田彦命が出て岩戸の前に向き合って座する。
胴取が天岩戸の由来を言立て、最後の「天下泰平国家安穏風雨順時五穀成就万民豊楽千代の御神楽を奏し給う」で二人の御神楽舞となる。

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二人が幕に入ると、次に手力雄命が闇夜を照らす松明を手に、幣束のついた縄を腰に巻いて現れます。

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四方を踏んだ後に扇を後方へ投げて扇納めして後に天の岩戸に向かい、中を窺ったり物音を聞く仕草をし、天照皇大神がいると確信するや注連縄を切って「天の岩戸は今やあくらん」と掛け声を掛けて岩戸を開きます。

尚、この注連縄は安産のお守りになると言われていたそうです。

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見事闇夜が開け、日本の国に明るさが戻りました。

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出てきた天照皇大神は三礼をし、四方切りを舞って幕入りとなります。

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動画でどうぞ


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テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2023.08.13 |

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