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2023.08.11 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

築館大乗神楽「龍殿」@2023みちのく芸能まつり

さて本日は、2023年8月5日に行なわれたみちのく芸能まつりから築館大乗神楽で龍殿です。

その前に、築館大乗神楽の由来について

「和賀山伏神楽大福院(現新山神社)の系譜を汲む更木船渡神楽が前身とされます。
船渡神楽の庭元佐藤新作のとき、旧二子村上宿の千田和作の世話で千田行全法院(元二子八幡神社宮司)から教えを受け、昭和29年ころには、斎藤幸全(上宿和賀神楽庭元の曾祖父)から再度教えを受けました。昭和41年、北上川河川工事に伴う堤防建設により、更木船渡集落の一部が移転することとなり二子町築舘集落に19戸が移住しました。それによって神楽伝承者も分割され、太鼓のみ伝授して分流することになりました。
その後、八重樫亀蔵及び佐藤房雄、斎藤重蔵の3氏から権現頭一頭が勧請されて「築舘神楽」が発足することとなり、改めて同系統の宿大乗神楽に師事し、下舞と権現舞を習得します。
昭和50年瑶全法院千田貞三から藤巻新吉ほか9名にあてて山伏権現舞の得度証が伝授されて正式に築舘神楽の発足に至りました。」

ということです。



大乗神楽での龍殿は貴船大明神と加茂大明神で、本地は知勝佛と難勝佛であるとされます。欅掛けで帯刀した姿で登場し、刀を使っての荒舞です

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この演目の本来の趣旨である悪魔を払い清める前半部分と、修験者の験力を見せしめる曲芸的な太刀技の部分は法印神楽と共通事項といえる。
但し、法印神楽では刀潜りはないので、これは山伏神楽サイドのものということだろう。

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山伏神楽でも直面の二人が出て練舞のあとに刀潜りをするが、本田安次著山伏神楽・番楽によれば、「龍殿は古い修生会の記録にも「龍天・毘沙門・鬼」等と見えて、法咒師らが剣や鈴を採って舞ったものだろう」と分析している如く、多くの古典芸能に敷衍した題材なのであろうと思われる。

20230805141031S1800030.jpg

また、この舞は激しい太刀舞によって悪魔を鎮め退散させる舞であると見られています。
最後は一人残って太刀舞で舞い納めます。

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動画でどうぞ

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テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2023.08.11 |

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