赤澤鎧剣舞@2022黄金けせん!民俗芸能大祭part6
さて本日は、2022年12月25日に行なわれた黄金けせん!民俗芸能大祭part6から赤澤鎧剣舞です。
赤澤鎧剣舞は大船渡町旧赤澤部落(現在の赤沢・上山・中央通りの三行行政区)に伝わる民俗芸能で江戸時代末期より踊られていましたが一時途絶え、明治に入り中興した。
以前には衣装の両袖を脱いで踊るいわゆる「脱ぎ垂れ」の装束であったが、百数十年前から鎧をつけた剣舞の元祖として「赤澤鎧剣舞」と改めた。
鎧を着衣し踊る様は気仙地方独特で、平泉戦乱後の亡霊済度の意義が込められているため、最初に回向を上げる。
三陸浜の鎧剣舞は衣川の川西と同様な亡者折伏の「刀引き」が見られる。
これは衣川の戦で敗れた藤原氏義経主従の鎮撫であり、三陸沿岸では壇ノ浦で敗れた平家の亡霊を弁慶が鎮めるということになっている。
囃子の太鼓は締太鼓を用いて二人宛で叩くことが主流になっているが、本来は太鼓持ちが太鼓を担いでいるのを叩きながら道行する。
赤澤鎧剣舞では「太鼓背負い」の男は剣舞の全てに精通している者があたるため「かっこいい」なのだそうだ。
ササラ(高僧)によって平家の武者たちの亡霊が次々に成仏退散していくところがクライマックスとなっている。
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