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2022.11.19 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

小友神楽「盆舞」@2022第44回一戸町郷土芸能祭

さて本日は、2022年11月13日に行なわれた第44回一戸町郷土芸能祭から小友神楽で盆舞です。

由来については、当日プログラムより

「幕末、小友に住んでいた田畑直治と いう山伏が村人に教えた神楽が小友神楽の起源です。 田畑はその後楢山に移 り住み、そこでも神楽を教え、 明治 28 年に八坂神社の社司 とな っています。
田畑が教えた神楽は田畑が楢山に移ってからもしばらくは続いていました。し かし、大正時代に中断してしまったようです。昭和に入り、 山井栄八が呼びかけ 神楽を復活させたのですが、 昭和6年に勃発した満州事変などにも影響され短期間で再び中断してしまいました。
現在の小友神楽は、岩清水神楽の土屋定吉師匠に依頼し神楽を習い、昭和62年に復活させたものです。」

ということですが、現在の保存会代表は土川昭悦さんです。



さて盆舞です。
いわゆる膳舞であり折敷舞です。

膳舞は、岩手県内では神楽に限らず剣舞であったり田植踊でも余興的に出される演目です。

岩手県内陸部の膳舞でのお盆は四角の形ですが、この小友神楽始め盛岡以北あるいは三戸八戸周辺では丸いお盆です。

20221113120058IMG_1638.jpg

この違いを考察するに、祭りの場で演ずる場合はどのような準備も可能なのでヘギ(四角の盆)で対応できるが、門打ちで演ずるとなると携行簡便なものが望まれる。
そういったところから、当時様々な使い方に融通の効く盆が祈祷舞に用いられた結果が今日に至るのではないかと思う。

20221113120642IMG_1647.jpg

動画でどうぞ

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テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2022.11.19 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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