八谷崎太神楽@2022第16回浮牛城まつり
さて本日は、2022年8月11日に行なわれた第16回浮牛城まつりから八谷崎太神楽です。
その前に八谷崎太神楽について、「北上民俗芸能総覧」より抜粋
「明治の初期、旧福岡村水押集落(現北上市口内町)の昆野勇之助が和賀郡浮田(現花巻市東和町)から伝授され、その後明治40年頃、同氏は口内の草刈場、立花の吉内、広瀬の歌書集落に伝授した。八谷崎太神楽は、草刈場三代目の踊り組から昭和20年代の初めに指導を受けている。その後、後継者不足から長い間途絶えていたが、平成2年7月口内町民俗芸能保存会の呼びかけにより地域の有志で復活世話人会をつくり、地元に住む40数年前の二人の舞手の記憶を辿り、地域を上げて復活に取り組んだ」ということです。
そして、下の画像右端にいる口内町1区在住で八谷崎太神楽保存会代表の千田光子さんが、今年の6月に永年にわたり伝承指導、後継者育成への功労として北上市芸能協会から表彰されました。
八谷崎太神楽は、北上みちのく芸能まつりや口内町の浮牛城まつり、地区の火防祭、太子祭等の様々な場で上演している。
保持演目は獅子舞、萬歳(現在中断中)、囃子舞(大黒舞、松の舞)がある
獅子舞の詞章は次の如し
内役 いせおし、ひらくや、いざ神楽舞い遊ぶ 土用は三尺の剣を持ちて悪魔祓うた よいわな、ひらくや オーヒッチョン
舞手 やっときた
内役 お先に立ったるは
舞手 七曜の星
内役 おあとは
舞手 九曜の星
内役 おのれとおのれは
舞手 お屋敷中の悪魔祓いをなーす
最後にめでたく松の舞
〽 ハアー めでたいや めでたいや めでたいことにとうりては
鶴は千年栄える 亀は万年舞い遊ぶ
浦島太郎は八百年 こら とうぼうさくは九千年
三浦のおうすけ百六までも 長寿達者でおるからに
サーサなにまいも かにまいも おっとりおいて とりおいて
ここで 一つ覚えた 松の舞でも舞いましょか 松の舞ともはやしたり
動画でどうぞ
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