西沢目大名行列@2022松尾神社例大祭
さて本日からは、2022年9月11日に奥州市江刺梁川鎮座の松尾神社例大祭の様子についてです。
こちらの祭礼行事もコロナ禍で、昨年は神事のみで地元の野手崎獅子躍のみ奉納ということになりましたが、今年は規模縮小ながらも賑々しく行われました。
そのうちから7年ぶりに出された西沢目大名行列についてです。
由来は当日配られたチラシから
「江戸時代、仙台藩野手崎村の領主小梁川氏の仙台往復の行列の再現です。
明治維新後、大名行列はなくなりましたが、明治六年(一八七三年)に松尾神社の村社昇格を祝って、西沢目集落の人々によって再現され松尾神社の神事芸能として継承さ れてきました。
小梁川氏の第九代宗辰(むねたつ) の実の兄である「仙台藩第五代伊達吉村公」が梁川に二回も巡幸しており、伊達一家 家格の高い小梁川氏の権威を知ることが出来ます。」ということです。
大名行列は一定の場所で独特の所作が行われます。
行列の先導をつとめる「締役 (しまりやく)」のホラ貝の合図と「タギョウ、タギョウ」 の掛け声で行列が出発、「先払(さきばらい)」の「下にー、下にー」の掛け声で行列が 進みます。
「曲録(きょくろく)」の道中唄が披露され「ヤ ーホー」の掛け声で所作が始まります。
お箱四人對四人・中槍三人・大傘(おおがさ) 二人・臺笠(だいがさ) 二人は、そ れぞれ掛け声をかけ、掛け声が終わると一斉に道具の受け渡しをします。
弓組と鉄砲組の隊列が続き、
続いて、小姓・手槍・長刀・草履取を従えた馬上の殿様が、同じ伴を従えた家老と典 医が馬に乗って続きます。
大名行列の佳境は、小梁川氏の城下町、野手崎の街道に差し掛かっての練道中。
沢山の観客が見守る中での堂々たる姿ではないでしょうか。
動画でどうぞ
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