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2022.05.21 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

奥山行山流増沢鹿踊「礼庭」@2022えさし藤原の郷公演

さて本日は、2022年5月1日に行なわれたえさし藤原の郷公演から奥山行山流増沢鹿踊で礼庭です。

増沢鹿踊の由来は「江刺の芸能」他より

「文政10年(1827)8月、伊手村二渡(現奥州市江刺伊手)地ノ神の師匠吉衛門から伝授された。
現在11代目が受け継ぎ増沢郷土芸能保存会の鹿踊部として活動している。」

ということです。現在の代表は菊地清さんです。

この日のえさし藤原の郷はあいにくの雨降りで鹿踊上演は舞楽殿で行われましたが、藤原の郷のはからいで庇の下まで入って観覧OKということでしたので、雨にあたる心配もなく撮影することができました、感謝!



入り込みに続いて長歌

〽 参り来て お庭を見申せば 四方四角の 枡形の庭 枡形の庭

20220501110714IMG_4182.jpg

中盤の三人狂から一人狂、そして中立の庭まわりまで、緊迫感があって息をつかせぬ見事な踊りです。


20220501111250IMG_4189.jpg

奥山行山流増沢鹿踊が保持する演目は、礼庭、女鹿狂い、案山子踊り、鉄砲踊りとなっています。

装束の特長は、前幕の両側に行山の文字と井桁に九曜紋の喉印、それに日の丸扇や鶴丸と倶利伽羅紋などでしょうか。
大口袴の前紋は矢車紋が入り、背面は唐獅子牡丹。流しには神功皇后と武内宿禰命の出陣図が描かれている。

20220501111804IMG_4193.jpg

奥州市江刺玉里の地元の新山神社では3年祭に奉納があるそうですが、祭りの場でも見てみたい思います。

20220501111832IMG_4194.jpg

動画でどうぞ

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テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2022.05.21 |

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