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2022.02.21 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ諸芸

津軽石さんさ踊り@2021第4回津軽石郷土芸能祭

さて本日は、2021年12月5日に行なわれた第4回津軽石郷土芸能祭から津軽石さんさ踊りです。

津軽石さんさ踊りの由来について当日プログラムより

「さんさ踊りは盛岡の三ツ石から始まったといわれ、それが盆踊りとして盛岡近郊に広まっていっ たとされている。
津軽石に伝えられたのは、かつて馬で鮭や塩などの海産物を内陸に運んで、米、衣類、日用品 を買って、帰った五十集の若者たちが習い覚えたことに始まるという。
そして、今日のさんさ踊りになったのは、大正年間に盛岡近郊の簗川から津軽石村新町に婿に来た舘下万太が伝えたことから、津軽石で本格的に踊られるようになった。 その後、故舘下昇平会長の下、伝承・保存活動の功績が認められ、平成 21年5月21日に「宮古市無形民俗文化財」に指定された。」ということです。



盛岡から伝わったさんさ踊りですが、さんさ踊りに共通する囃子歌に 

〽  さんさ踊りの始まるときは へらも杓子も手につかぬ サンサヨー

と歌われるとおり、女性たちが家事の手を止めてでも踊りたくなるものだったようです

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菅江真澄の鄙廼一曲に南部沢内のさんさ踊りとして次の唄が採録されているとおり江戸末期には南部領一帯に広く踊られていたことがわかる

〽 茗荷畑に生姜を植えてサンサ みょうがしょうがのわけしらぬサンサ

   さんさ踊らば品良く踊れサンサ 秋が来たらば嫁にとろサンサ

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保存会(舘下光利会長)では、11970年度から地元の津軽石小学校の児童たちにさんさ踊りを指導し継承に力を入れている。

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動画でどうぞ

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テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2022.02.21 |

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