大石祭組虎舞「小正月悪魔祓いの門付け」@2022陸前高田市
さて本日は、2022年1月9日に行なわれた陸前高田市から大石祭組虎舞の小正月悪魔祓いの門付けです。
さて本日は、2022年1月9日に行なわれた陸前高田市の川原祭組による秋葉神社参拝に参加した後の帰途に見掛けた虎舞についてです。
コロナ禍前までは、毎年小正月には権現舞やら虎舞が沢山行なわれていました。
気仙地方では浦々、町内会、集落毎に地元の寺社に権現様を勧請して守り神として崇め、祭礼での奉納の他に小正月の悪魔祓いを行ってきた。
権現様といっても姿形は様々で、虎舞と称しても頭は赤や黒色の獅子舞のものであったり、幌幕も黄色に黒の縞模様もあれば、全く権現舞と同じ黒や緑の幕であったりする。
いずれにしても、部落内の一年の安寧を祈願して回る芸能である。
大石虎舞の地区は、東日本大震災で160戸あった戸数が40戸ほどに減り、住民350人のうち80人が行方不明になった。虎舞い用の面や衣装が保管されていた公民館も水没した。七夕祭りで使う高さ8メートルの山車も骨組みが傾き、竹飾りがひしゃげた。
そこから地区民一丸になって、祭を再興してきた。
正月の悪魔祓いも、コロナ前は盛大にやっていたが、今年は最小人数での陣容でしたが、「町内だけは悪魔祓わねとな」と祭組の方が言っていたように、伝承を繋いで行くことが大切だ。
とはいえ、今年こそうごく七夕祭での雄姿が見たいものだ。悪疫退散を願わずにいられない。
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