南部流成島鹿踊「一番庭」@2021第50回東和芸能発表会
さて本日は、2021年11月3日に行なわれた第50回東和芸能発表会から南部流成島鹿踊で一番庭です。
南部流成島鹿踊は太鼓踊系の鹿踊ですが、その伝承系譜は隣接する現在の北上市更木地区から伝承されたものと思われます。
南部流更木神楽では南部藩の高貴な方に踊りを披露した際、幕に「向い鶴」の紋をつけることを許されたとされる。北上市内でも一番古い歴史があり、石碑には文政年代の文字が刻まれているという。
前幕の喉印は井桁に九曜紋、幕横には日の丸扇に波紋、袴の紋は源氏車で裾に玉垣の二線が入る。
ササラの根元の貝しらべが大きいポンポンのようになっているのが特徴か。
流し絵は富士麓の曽我兄弟仇討ちかと思われる。
一番庭は入り込みから庭まわりになり、次いで中立の狂い、二人狂いとスピーディーに進みます。
南部流成島鹿踊は活動を中断していたものの6年前に20年ぶりに復活したといい、地元の人々の懸命な努力が感じられます。
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