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2021.10.27 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ剣舞

大ケ生高舘剣舞@2009第19回 大ヶ生金山の里縄文祭り

さて、本日からは2009年10月11日に行なわれた第19回 大ヶ生金山の里縄文祭りから大ケ生高舘剣舞です。

かなり前のことなので、ほとんど記憶にないですが、記録はかろうじてありました。
乙部の山間部で何やら美味しいものを食べながら民俗芸能を鑑賞できるとあって出かけた次第。

で、最初は大ケ生高舘剣舞、由来については「増補版盛岡の民俗芸能」(2010年)、「念仏剣舞」(2002年)などより

「大ケ生集落に伝わる高舘剣舞には、次の言い伝えがある。
その昔、陸奥守鎮守府将軍の源頼義、義家親子が安倍氏の高舘を攻略した際、兵卒を奮起させるために「阿修羅踊り」と称する勇壮なけんを踊らせて士気を鼓舞し、難攻不落といわれた高舘をようやく攻め落とすことができた。これが高舘剣舞といわれる所以である。
伝書が三巻あり、大化2年(646)、和銅5年(712)、永仁5年(1297)の年号が記されている。また、剣舞詠向が記された歌集も保存会に残されている」ということです。



盛岡市周辺には現在も十数組の阿修羅踊りの念仏剣舞が伝承されているが、盛岡においては阿修羅踊系の念仏剣舞は大ケ生の剣舞を核としてそこから各地区に広まったということ。
大ケ生の徳助が伝えた剣舞には文政11年(1828)4月根田茂に、天保13年(1842)に簗川に伝授し、また安政5年(1858)頃に大ケ生の喜右衛門によって門間村田代に伝えられた。さらに田代からは明治29年(1896)に銭掛に、簗川から明治9年(1876)に砂子沢に伝えられた。そして、これらの伝授には大ケ生念仏剣舞の伝本「剣舞阿須羅秘伝法則」の写本が伝授の証としてあたえられている。

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巻物の奥書には「右秘伝一軸天王寺よる出たり、謹而他見致事なかれ」とあるが、時代考証的には検討の余地ありとしている。
また、同様の奥書は奥州市江刺伊手の寺地剣舞の伝書にもあり、これらは平泉剣舞の伝承から辿っていけるものとしている。

しかしながら、踊りの形態としては平泉・江刺のものというより、南部八戸地方の剣舞(鶏舞)に近いということだ。

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伝承される曲目は42曲あり、庭巻、庭ならし、太刀廿三、太刀三十三、御太刀ぎり、太刀五十五、長刀十三、七つ物、長刀二十七、高館、外向、城廻し、扇五十五、綾踊り、四つ踊り、太刀納めの16演目で、庭巻、四つ踊り、太刀納め以外の演目が入り庭、中踊り、引庭の3部構成ということです。

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動画でどうぞ


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テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2021.10.27 |

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