金津流鶴羽衣鹿踊「荒金」@2021えさし藤原の郷公演
さて本日は、2021年8月8日に行なわれたえさし藤原の郷公演から金津流鶴羽衣鹿踊で荒金です。
その前に金津流鶴羽衣鹿踊さんの由来について「江刺の芸能」から抜粋
「慶長12年、仙台城下七北田の藤九郎から鶴羽衣の初代萬吉が伝授を受けた。その後、三代萬吉(俗名要吉)が亨保3年に南部仙台御境番所の武士頭として赴任していた仙台藩士犬飼清蔵から伝授されたと伝えられている。
巻物は犬飼清蔵から宮城郡国分松森村の嘉左衛門に譲られ、小野利源太が文化8年にその巻物の筆写を許され、その一巻を文化11年に萬吉が授与されている。
そして息子の喜四郎へ継がれたが、その門弟の一人に伊三郎という大変踊りの上手な人がおり、踊りの師匠として地元鶴羽衣は勿論のこと、三照や広瀬歌書にまで広く伝授したことが墓石に記されている。
供養碑の中で最古のものは文化5年のもので、巻物が伝授される以前から踊られていたことがわかる。
当踊り組は慶長年間以来絶えることなく継承されてきたことにより昭和38年に岩手県無形民俗文化財に指定されている。」
とあります。
〽 参り来て 四方四角の枡形の庭
一人の側鹿が両サイドの側鹿に呼びかける
それに応じて二人の側鹿が中央に集まって三人狂い
〽 荒金は 剣を作り 刃をつけて 松に絡む 蔦を切らばよ 蔦を切らばよ
演目の荒金は疫病除け踊りとされている。
動画でどうぞ
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