外山神楽「翁舞」@2020遠野座夜神楽
さて本日からは、8月9日に行われた遠野座夜神楽のリポートとなります。この日の出演団体は外山神楽でした。
外山神楽の由来について
「遠野市小友町外山地区に伝承されている岳神楽系統の山伏神楽。
文政年間にも外山集落で菊池為友氏を庭元として神楽が行われていたが、火災によって神楽道具が消失したため一度廃絶している。
その後、明治28年に東和町の田瀬地区にある白土神楽から師匠を招いて神楽を再興した。
白土神楽は文政3年に岳から伝承されているとのこと。」
保持する演目は式六番と天降り、鞍馬、天女舞などのようです。
さて翁舞の幕出し
〽 松を尋ぬる老いの身の 松を尋ぬる老いの身の 双葉の松を尋ぬるに
ここ遠野座は若干照明が暗いので、夜神楽の雰囲気が出ていていい感じです。
詞章は
さて天竺の 跋提川の生ける亀
甲に千歳十三御星の山を戴いて 萬劫をふるとかや
さて我が朝の鶴は 千萬歳をうとうて かの所へ参り 四つのお祝い申さんと
さて百歳は徳のさかり 黒髪は白髪となり 白髪は老いらくとなり
老いらくは きにかえるとかや
春咲きそめし花の色 秋は実なりて冬までも 実は落ちず 都雅の光りつる
諸神諸仏は 七世の孫におふたるためしの目出度さよ
翁舞は諸神諸仏七世の孫に会う程 延命長寿を祈る神秘口伝の舞である。
天兒屋根命はこの舞を天岩屋の御前にて舞い、天照大神を慰め申したという最高の神舞であるとしている。
動画でどうぞ
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