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2012.10.01 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

夏屋鹿踊 中尊寺本堂

本日は9月23日に中尊寺で行われた「東北復興祈願・世界遺産登録記念 三陸郷土芸能奉演」から
宮古市川井村の夏屋鹿踊(しかおどり)を。

ここは、旧川井村に編入される前は夏屋村の大畑の鹿踊りでカナガラジシの系統。
鹿は太夫鹿一頭、脇鹿二頭、子鹿二頭、雌鹿一頭の六頭だて。
囃子は笛二人に太鼓二人。他に口上を上げる者が一人。

最初の庭入りでは讃声(さんごえ)を掛け歌として歌いながら入り込む。



その後、前口上を述べ、踊りの由来から門打ちの家への挨拶等が朗々と語られる。
「いなかひらことば」と称している。

DSC06464.jpg

最初の踊りが終わるとクリ(狂い)になる。
鹿6頭が安全な場所を探し、太夫鹿が安全を確認すると子鹿が遊ぶということなようです。
その後は脇鹿2頭が争うのを太夫鹿が仲裁に入りおさめる。

DSC06474.jpg

夏屋では火災により伝書や頭装束を焼失したことにより由来の詳細は不明だが、夏屋から伝承した鈴久名村の鹿子踊では安政四年に伝授されたと伝えられている。



ちなみに、「東北復興祈願・世界遺産登録記念 三陸郷土芸能奉演」の今後の予定は次のとおり、
いずれも場所は中尊寺及び金色堂で11:00、13:00となっている

10月7日(日)八幡鹿舞(山田町)
14日(日)江繋鹿踊(宮古市)
21日(日)愛宕青年会八木節(山田町)
28日(日)菅生田植踊(大船渡市)

動画でどうぞ。


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テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2012.10.01 |

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