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2020.06.30 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

日高神社にてコロナ終息祈願の神楽奉納

さて本日は、6月30日ということで、夏越の祓いが全国の寺社にて行われたことと思います。

で、日高神社の夏越の祓いに参拝しましたのでそのようすから。

夏越の祓いは言うまでもなく、一年の半分が過ぎて、半年間の罪穢を祓い清めるとともに、暑い夏を迎えるにあたり種々の災厄を除くために大祓いをするものです。



今年はとくにも新型コロナウィルスによる疫病が蔓延しているということで、日高神社でも初めて災厄消除の祈祷神楽をすることにしたということです。

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この日の神楽奉納は瀬台野神楽と小田代神楽です。
今日はその中から瀬台野神楽の御神楽舞奉納です。

20200630_181142082.jpg

ということで、瀬台野神楽の由来について定本より

「元禄一二年(一六九九)羽黒山より免許を得て、修験道場を開いた、日光院清延氏が祈祷に神楽を奏したのが始めとされている。
 明治初年、太政官布告により修験道の廃止とともに、神楽も衰退したが、後、神楽は千葉常右エ門に伝えられ、宮城県築舘で神楽を習得した千葉栄左エ門が庭元となり中興し、その間出雲流科白(せりふ)神楽を習得し、隆盛を極めた。
 明治二八年一○月、神道神楽会長小川原房松、菅原金之丞の両名により神楽本を製作し後世に伝えた。 
 その後、西磐井郡萩荘村、黒沢神楽、水沢市五千刈、下幅神楽とも交流を深めた。
 戦後中断していたが、昭和五一年一月、瀬台野神楽の巻物を伝える江刺市田原の川内神楽より師匠を招き、指導を受け復興し、現在に至る。」

いつもながら威厳のある舞いぶりの御神楽です。疫病退散間違いなし!

IMG_893420200630181728.jpg

なお、ここ日高神社の祭典では毎年8月22日に胆江神楽大会が神楽殿で開催されてきましたが、今年もコロナ禍を振り払うかのように盛大に開催する予定ということです。みなさん是非お出でください。

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動画でどうぞ



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2020.06.30 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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