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2020.04.06 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

岩手山神社山伏神楽「三番叟」@2010田頭稲荷神社例祭

さて本日は、平成22年9月26日に行われた八幡平市田頭鎮座の稲荷神社例祭で奉納された岩手山神社山伏神楽で三番叟です。

稲荷神社なので、風情のある狛狐が参拝者を出迎えます。



さて、岩手山は明治以前は巌鷲山大権現として崇められ、その登山口として柳沢口、雫石口、平笠口があり、それぞれに新山堂があり、それぞれの登山口は修験山伏が支配し、護符を発行するとともに、その祈祷神楽を修する神楽組が存在していた。

岩手山神社神楽を始めた別当大蔵院は、姫神山別当西福院支配で平舘村に配置されていて、寄木村(現在の松尾寄木)の遥拝所も管理しており、それも後に平舘の平笠上坊に移されたという。
霞の範囲が両村に渡っていたということだろう。

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寄木の田村松次郎が大蔵院の神楽を継承してきたが、後継者不足から昭和55年に平舘の田村家を尋ねて神楽を返したいと申し出た。これをきっかけとして平舘の住民有志が神楽保存会を結成して継承してきたのが現在の岩手山神社山伏神楽であるという。
この時松次郎から伝授されたのは「鳥舞」「おきな」「三羽」「八幡矢」「権現舞」「三番叟」であったようです。
現在は「鳥舞」と「三番叟」のみが伝承され、小学生に教えているということです。


DSC00306_202004062109436c5.jpg

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テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2020.04.06 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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