鵜鳥神楽「篠田の森」@2020釜石箱崎白浜巡行
さて本日は、鵜鳥神楽の釜石箱崎白浜巡行から篠田の森です。仕組み狂言です。
山伏神楽の篠田の森は狐取りとも称している演目で、
幕出しは 〽 センヤーハー 稲荷は
ようよう急ぎ行くほどに 篠田が森に着きにけり
幣束に畳扇を持って白鉢巻をつけた猟師が出て一舞して胴取りとのやり取りとなる
篠田の森への道を問うと姉さんたちに聞くが良いと言われて早速急ぎゆく
篠田が森に行く途中で茶屋娘に呼び止められ、若者が猟師と知ると殺生はするなと言いよる。
さらに猟師が手に持つものをくれろと迫るが断られ、されば姿を変えても奪い取るといい幕に入る
猟師が胴取りに再び聞くと それは篠田が森の七色狐で、女が通れば男に化け、男が通れば女に化けるという。
さればその狐を捕らえてみせましょうとなる。
猟師はそこで手下の三助を呼び、狐取りをするので、篠田の森から狐を追い出せと命じる。
何度目かに首尾よく狐を巣穴から誘い出す ここで頭の両面に人と狐の面をつけ、後ろ向きに手を合わせて両者が出てくる。
古典的な雰囲気がします。
かくて狐をつかまえる罠を作り、猟師と三助が力を合わせてつかまえてみると
人に悪さをする狐だが、予知能力が備わっているということで、この浜の大漁と豊年満作を占わせる。
目出度く大漁に豊年満作のご託宣があったということで、手踊りにて祝い幕入りとなります。
36分の長編爆笑狂言でした。
動画でどうぞ
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