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2020.03.05 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

鵜鳥神楽「松迎」@2020釜石箱崎白浜巡行

さて本日は、鵜鳥神楽の釜石箱崎白浜巡行から松迎です

覚出(幕出し)   〽 ミヤーハー 新珠ヤー 
              年の始めの年男
              松を尋ぬる老いふちの 松を尋ぬる老いふちの 双葉の松に年を経る

 雲張りは扇と 二人舞を知らせる二本の幣束が出される



松迎えは、役舞の演目とされ、若男面をつけた千秋万歳の兄弟による二人舞で、新しい年を寿ぐ舞とされている。

20200229133724IMG_8334.jpg

最初は若男面をつけてのネリ舞

ネリが終わると、千秋萬歳のいわれをとく舎文となります。

「そおれ丹後の国、いなのべの長者の二人の子にて、兄をば千秋、弟萬歳と言いしもの
されとて千秋萬歳こそ親の仰せに従うて、たちまち徳ある門の松 
いなべの雪なれば 花を盛に実をしのぶ
このめはるかや谷川の なにしうたいのひげをあらいしよしめたまいしが
かれ二人な手を合わせ 天下をはいし奉る
松もい祝いのものなれば 門松たてん方もなし
しょこんの松に腰をかけばやと存じ候

それ昔天神七代、地神五代の御時や、いざなぎいざなみの尊、初して神代の立て始めまします松なれば 
松にとがめは無きものよ 五葉の松をよほうにさっと引きむかい、しゃく取りなおしててんしゅうにかしこまる。
五葉といっぱ五つの枝、さって東にさこうるその枝は、春に向こうて花の松、夏に向こうてこぐれの松、秋に向こうて紅葉の松、さって北にさこうるその枝は、冬に向こうて雪の松」

20200229134434IMG_8338.jpg

この後 面を外してクズシとなります

20200229135206IMG_8353.jpg

最後に一人残って早舞をし幕入りとなる。めでたい舞でした。

20200229135346IMG_8358.jpg

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テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2020.03.05 |

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