岡谷地神楽「地神四代」@2019第15回登米市民俗芸能大会
さて本日は、第15回登米市民俗芸能大会から岡谷地神楽で地神四代です。
その前に岡谷地南部神楽さんの由来について
明治三二年、工藤清右エ門(東和町嵯峨立から養子に来た人)が庭元兼師匠となり、修験道加田羽流剣舞神楽を部落の若者達に指導し、岡谷地南部神楽を創設した。
初代庭元工藤清右エ門、現在の庭元高橋安治は六代目である。
とありますが、現在の代表は佐久田和尋さんです。
岡谷地南部神楽さんの保持演目は次の通りです
翁舞、三番叟、岩戸開き、切開き、水神舞、八幡舞、西の雲の舞、五代竜、地神三代、叢雲、笹割、龍天、宮静、三宝荒神、五鬼大神、二本振袖、日本武尊、膳舞、神剣舞、松迎 などとなっています。
この演目は神舞で、神話上の神様たちが思い悩みながら、自分の領土を安堵する話になっています。
最初に天孫瓊瓊杵尊の子である 山幸彦=彦ホホデミが庭入りする場面です
次に、兄の海幸彦=遠理命が現れて、父母から受け継いだ大日本の土地を弟と共に守ろうと語りかけるが、弟からは拒否されます。
そこで、やむなくお互いに得意な魚釣と獣打ちを交換してみようじゃあないかという話に発展します。
兄の海幸彦は借りた弓矢をもって一生懸命に獣を狙いますが一向に捉えることが出来ません。
そして弟の彦火火出見命は兄から借りた釣り竿と釣り糸を繰り出して魚釣りを始めます。
しかし、一匹も釣れずに、あげくのはてには兄から預かった釣り針をも無くす始末で、途方にくれます。
兄の海幸彦は飽きてしまって「この弓と矢に仔細あるに違いなし」「もう。やめた!」とうっちゃります。
挙句の果てに、兄海幸彦からは無くした釣り針をなんとしても探して来いと命じられ、山幸彦は仕方なく浜辺を探していると一人の老人に出会います。
塩土の翁の導きにより、竜宮の底海国までさがしに出掛けていきます。
動画でどうぞ
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