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2019.12.19 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

小沼鹿踊@2019大東芸術祭郷土芸能発表会

さて本日からは、12月8日に一関市大東町猿沢伝承交流館を会場に開催された、大東芸術祭郷土芸能発表会のリポートとなります。鹿踊、さんさ踊り、そして神楽は山伏神楽に南部神楽、さらにこのエリアだけに伝承される伊勢神楽と多彩な内容で見応えがあります。

プログラムの最初は小沼鹿踊で入羽、大入羽、水車、一人狂、三人狂 他です。

小沼鹿踊は行山流の中でも大原山口屋敷の又助に起源をもつ山口派になります。


その大原山口屋敷が没落して文化14年(1817)に木盃等一切を大東渋民の小崎幸五郎に引き継ぎ、さらに明治中期に大東摺沢の三浦利三郎に伝授されたのが小沼鹿踊の嚆矢となろうか。

この山口派の鹿踊りは山城国の山口城の郷士が大原八幡堂に定住し、仏前供養のために始めたものであろうと。

また、小沼鹿踊りに伝わる文書には

行山をとりの事
一、く屋うの御紋
二、菊の御紋
三、かに牡丹の御紋
四、とりげまいかけ
右の通御紋おはいりやうの事
   東山大原村山口屋敷
        又助
 安永弐巳午年八月八日

とあり、1773年に伊達家より紋章使用の許可を受けたとある。

また、別の文書に

 御詠歌ならひに
 ご紋の儀は中立ちに限るべし
 垣躍は九曜の星を附くべし
 其外伝執心によりて会伝授申候

このことより、流しに御詠歌を入れるのは中立ちと雌鹿のみとなっている。



中立ちの流しには
「陸奥の信夫牡鹿乃牝鹿の里 声を揃ひて遊ぶしかかも」

20191208094034IMG_6605.jpg

雌鹿のは
「秋萩のしからみふせて鳴鹿の めにはみへずとおとのさやけき」
となる。

20191208094058IMG_6608.jpg

狂いでの燕返し

20191208094404IMG_6617.jpg

さて一人狂い、ササラを大きく前に突き出しての肩入れです。
ササラを大きく左右に振る様が特徴的です。
これは、太鼓系鹿踊のルーツとされる仙台鹿踊にも無く、志津川水戸辺から始まった行山流のみに見られる芸態です。

20191208094444IMG_6620.jpg

〽 これのお庭に   で三人狂い  激しい踊りが続き、最後は引き羽で舞い納めます。

20191208094658IMG_6623.jpg

動画でどうぞ


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テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2019.12.19 |

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