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2019.11.08 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ剣舞

田代念佛剣舞「庭ならし、城回し」@2019第47回川井郷土芸能祭

さて本日は、第47回川井郷土芸能祭から田代念佛剣舞で庭ならし、城回しです。

その前に、田代念佛剣舞について、岩手県民俗芸能誌から参照します。

「旧門馬村(現宮古市門馬)の田代に伝承され、阿修羅踊りとも称している。
田代の去石部落の去石仙仁門が仙台の七北田に酒稼ぎに行っていた間に習い覚えて巻物を授与されたと言われているが、踊りの方はむしろ青森県の剣舞に似ている。」

とあります。起源は文化年間(1804~1817)と伝えられている。

現在の保存会は25人で胴取2人、鉦2人、笛2人とその他は踊り子となっていて、代表は黒澤良一さんです。

去石は国道106号線の松草駅と区界駅の中間地点を北方に少し入った所に位置する。
道端には安政3年の銘がある南無阿弥陀仏の石碑がある。
毎年旧盆の15日には踊り組はこの碑の前で供養をし、次いで庭元の家で踊ったのちに初盆の家々を回向して回るという。

剣舞の構成は、先太鼓1に後太鼓1。鉦摺り2,笛2と続く。
踊り手は10名ほど。 他に讃声をかける者を配す。



田代念仏剣舞が保持する演目は、「庭ならし」「ななつもの」「城まわし」「廿七」「廿三」「高館」「五十五」「七十三」「あや踊り」「みたつくり」「礼踊り」「回向」この他に供養碑の前で踊る「みはか踊り」「四ツ踊」がある。

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また、田代念仏剣舞では盂蘭盆の行事に「巻物開き」というものがあるという。

盆の15日に供養塔前でみはか踊りを奉納した後は集落の初盆の家々を巡って「門打ち」を行う。
そして、その日の夕刻に座敷の仏壇の前に踊り手が座ったまま扇を動かしながら踊る。
その後で剣舞の由来等が欠かれた巻物が取り出される。
これを順に拝見するために、その集落の有力者や家人等が長い巻物に沿って並び、回しながら巻物を拝見するという行事がある。

何やら武士道めいた感じがしないでもないが、ともあれ念仏剣舞の作法としてこのような秩序だった様式が現在まで伝えられていることに感嘆せざるを得ない。

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そして更に、巻物開きが終わった後は、地区の集会所で会食をし、田代さんさ踊りと一緒に夜遅くまで様々踊り明かしたということである。

正に集落の祖霊を皆で祀ることが集落の紐帯を強く束ねる基だったのだと思う。

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それにしても、数年前に見た小学生の舞手が高校生になり、剣舞の重要な位置についていることに感慨一入です。

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動画でどうぞ

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テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2019.11.08 |

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