澤目獅子踊り@盛岡八幡宮秋季例祭奉納
さて本日は、9月16日に大縄れた盛岡八幡宮秋季例祭奉納から澤目獅子踊りです。
盛岡市の手代森地区で伝承されてきた鹿踊ですが、幕踊り系統で正徳年以前より、およそ三百年にわたり伝えられているということです。
以前より澤目獅子踊は見ていましたが、盛岡八幡宮に奉納する場面を是非とも見たいと思っていましたので、念願かなっての奉納拝見です。
澤目獅子踊の由来を示すものに堂前(庭元)の藤村家に伝わる巻物「獅子の図解」「仏像各種の図解」「守修行作法の巻」「和合宇多覚」等に示されているという。
わけても「正徳五稔乙未三月十二日越場邑右衛門、亨保十六年巳亥七月十八日天沼邑太夫万吉、上鹿妻北田邑次郎殿参る」という記述にその出自が伺われるとのこと。
周辺類例としては乙部の法領田獅子踊や下永井獅子踊があり、同系統と思われる。
獅子踊の系統としては幕踊り系ではあるが、笛太鼓の他に先導役の一八やササラ摺り、唐団扇が連なって激しく踊るところに特徴がある。
とくに太鼓や笛などの舞手のクネリが重厚かつ華麗な点が澤目の特徴か。とにかく格好いい。
また、奉納の最初や踊り納の儀礼的所作がしっかりとなされている点が重要である。
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