うぐいす沢神楽「日本武尊」@第44回胆江神楽大会
さて本日は、第44回胆江神楽大会から、うぐいす沢神楽で日本武尊です。
その前にうぐいす沢神楽さんの由来について「瀬台野系神楽口唱歌誌」他から
「明治26年8月12日鎮座山神神社奉納神楽として創設された。その後第四代まで続いたが継続することが困難となり、昭和13年に神楽供養碑を建立して活動休止となる。
その背景には時代の趨勢で、舞台手踊や新派劇団の組織と戦争態勢になったため活動が困難になったということです。
昭和63年、地域民から復活の声が高まり川内神楽保存会3代目師匠の指導を得て復活したが、舞手が高齢化して演目も限られたものとなった。
平成8年に地域の若者を募り稽古をすすめ、平成12年に舞台披露の伝承式典を開催し、幕神楽を充実して今日に至る。
初代座元佐藤清三郎、二代佐藤清左衛門、三代佐藤清次郎、四代今野武之進」
ということで、現在の代表者は佐藤満男さんです。
さて、日本武尊の舞です。
南部神楽でいうところの宝剣納めなのですが、うぐいす沢神楽は瀬台野神楽系なので、面や手次なども法印神楽風になっています。
ですので、神諷(コワ)も民謡調ではなく法印神楽の言い立てに近いです。
で、素戔嗚尊が天叢雲剣を熱田神宮に納める場面
岩長姫の宝剣うかがいの場面です
幕出し歌は 熱田の宮へと急ぎ行く~ です。そして山の端舞となり、日本武尊に仇をなそうと剣を盗み取って逃げて行きます。
日本武尊が熱田神宮に参拝すると天叢雲剣が奪われたことに気づき、岩長姫変化から取り戻しに急ぎます
磐長姫变化が正体を現して日本武尊と戦いとなります
長采を振り乱しての大迫力ですが、磐長姫役の菊池さん、62歳なそうです。若いな~、負けていられんな~。(何が?)
動画でどうぞ
- 関連記事
-
- 城生野神楽「奉納神楽「お山掛け」」@第59回宮城岩手選抜神楽大会 (2019/09/07)
- 小田代神楽 「荒調子と権現舞」@第44回胆江神楽大会 (2019/08/22)
- うぐいす沢神楽「日本武尊」@第44回胆江神楽大会 (2019/08/21)
- 福原神楽「御神楽」@第44回胆江神楽大会 (2019/08/20)
- 小田代神楽「宮鎮舞」@第44回胆江神楽大会 (2019/08/19)
