荒巻番楽「屋島合戦の舞」@第28回秋田市民俗芸能合同発表会
さて本日は、第28回秋田市民俗芸能合同発表会から荒巻番楽で屋島合戦の舞です。
由来については次のとおり
「荒巻番楽は荒巻勇芸番楽ともいわれるように、アクロバット的な所作を取り入れた演舞を伝承する。
踊り手、囃子手、唱え言、の3部に分かれている。かつては武士舞い、鳥舞い、翁舞い、山の神舞い、曾我兄弟、三番叟なども演じられたというが、調査時点では、獅子舞を中心として、露払いの舞・牛若弁慶・根っ子・屋嶋合戦の舞などが伝承されている。祭礼のときに当番組内の民家で演じられたが、調査時点では公民館などでおこなわれている。
この番楽は元禄年間(1688~1704年)に大平(旧秋田市)の明学院(修験衆徒)より、名工の手で造られた獅子頭をもらい受けたのが始まりと伝えられる。」 <以上 秋田民俗芸能アーカイブス より参照抜粋>
ということですが現在の代表は浅利忠義さんです。
番楽という名称は現在では山伏神楽と対称する系統の神楽に位置づけられていますが、元々は同根と見られている。
また、番楽舞の代表的な演目である武士舞そのものが神楽の名称にもなっていることから、この屋島合戦などはやはり番楽を特徴づけている舞曲ということができます。
演目の内容は源平合戦における屋島での激戦の模様をアクロバティックに演じているのも人気を博している要因となっている。
また、棒を使っての舞の後には屋島合戦の詞章が入り、源義経の勇姿を讃えている。
最後は二人で組手になって荒事をなす。ここが見せ場です。(この辺は山伏神楽や剣舞などでも見かけますね)
動画でどうぞ
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