和渕法印神楽「日本武尊」@第42回石巻地方神楽大会
さて本日からは、7月14日に石巻市河北総合センターを会場に開催されました第42回石巻地方神楽大会のリポートとなります。
この神楽大会は、石巻地方旧市町の持ち回り会場で開催されるもので、この地方の法印神楽と南部神楽を一同に集めて鑑賞できる貴重な機会となっています。
今年の大会出場は、法印神楽7団体、南部神楽1団体でした。
そのうちからトップバッターは和渕法印神楽で日本武尊です。
その前に、和渕法印神楽の由来について宮城県の民俗芸能1より
「昭和5年ころから桃生町寺崎法印神楽より習得し、神取給人町法印神楽とも交流が深く、会員は9名、うち後継の青年が3名で積極的に伝承活動をしいている。胴は1基を用い、奏楽は自前で演じられている。毎年9月9日の和渕神社に奉納しいている。(1998年時点)」
ということです。
現在の代表は佐藤桂支さんです。
素戔嗚尊が出雲国須賀の里で八岐大蛇を退治し、その尾の先より取り出した天叢雲剣を熱田神宮に奉納するところから始まります。
力みを加えた重厚な舞で宝剣を納めます
それを狙う悪鬼が磐長姫に化身して剣を奪い取ろうと悪鬼が磐長姫に化身して近寄る
悪鬼は姫に身を変えても宝鏡には醜い鬼の姿が映るといい、宝剣を奪い去ります
宝剣が奪われたことに気づいた日本武が怒り、悪鬼から宝剣を奪い返すことを誓います
〽 自らは日本武尊これなり。
然るに悪鬼女と化し、かの宝剣を盗み取り、尊へ仇なさんとす、よって装束を改め、かの宝剣を取り戻そうと存じ候らえ。
悪鬼が面相、装束を変えて出てきます
蛇面に変わった悪鬼と日本武尊との戦が繰り広げるられる
ついには日本武尊が悪鬼の首を取って勝ち名乗りを上げる
ただ安々と討ち取ったり、何の疑いあらんやのう!
動画でどうぞ
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