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2019.07.02 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

平倉神楽「天降り」@北上山地民俗資料館小国分館 第2回神楽共演会

さて本日は、北上山地民俗資料館小国分館 第2回神楽共演会から平倉神楽で天降りです。遠野市からの招待神楽です。

平倉神楽さんの由来については「遠野の民俗芸能」等より

「明治34年旧宮守村塚沢の塚沢神楽から二代にわたって指導を受け、その時、神楽幕及び権現様をいただいている。
戦時中に中断していたが、昭和30年頃からは神社での神事のみ行った。昭和60年ごろに小学生のシンガクを復活させ八幡宮例祭等に参加するようになった。
平成12年から岳神楽の直系である石鳩岡神楽から一の倉保氏を招いて指導を得、本格的な幕神楽の練習を開始して今に至る。」

とあります。




さて、早池峰神楽の荒舞の中でも特に人気のある天降りです。

幕を荒々しく振り開いて猿田彦命が舞い出てきます。

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天照皇大神が孫神の瓊瓊杵尊を豊葦原中津国に天降りさせようとしたときに、地上にて待ち受けて道案内をした場面です。
前半は猿田彦命の力強いネリ舞に圧倒されます。

20190623145300IMG_2223.jpg

一舞したのちに幕から天鈿女命、天忍日命、天津久米命が出て、岐の問答をします。

20190623145448IMG_2224.jpg

猿田彦命が神々の導きを約束したところで、めでたく千代の御神楽となり、装束を改めくずし舞にて舞い納めます。

20190623145916IMG_2225.jpg

動画でどうぞ

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テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2019.07.02 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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