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2019.07.01 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

末角神楽「三番叟」@北上山地民俗資料館小国分館 第2回神楽共演会

さて本日は、北上山地民俗資料館小国分館 第2回神楽共演会から末角神楽で三番叟です。

再度、末角神楽さんの由来について

「神楽の家元の豊坂家では昔四代「神道さん」が続いた時がある。2代目の豊坂因幡が早池峰神社氏子の願い出を受けて文政2年(1819)に津守兵庫(大槌代官所の関係者といわれる)から神楽を習得した。現在は周辺の神楽の影響を受けているが、もともとは社風(みやぶり)神楽である。
毎年、8月の加茂神社、9月の早池峰新山神社の祭礼で神楽を奉納し、小正月には火祭りとして夜神楽を舞い、権現舞によって火伏せを折願している。
かつては,早池峰山を信仰する漁業者に請われて大漁成就,海上安全のため、三陸沿岸を廻った。
式舞、御神楽、翁舞、三番要、八幡舞、山の神、岩戸開の舞のほか、水神舞、普勝舞、清剣舞などを伝承している。」

ということです。現在の保存会会長は豊坂一寿さんです。

ところで、太鼓の撥は何を使っているのかと胴取さんに聞いた所「コメノキ」ということでしたが、他のも使うということです。




さて、三番叟

雲張りは 〽 吉が野に 吉が野に 日は照るとも 常に絶えせぬ鳴る滝の水

今回は奇しくも末角と江繋の三番叟を見比べる機会となりました。

末角のは拍子や所作が優雅で、岳大償に近い感じがします

20190623142516IMG_2207.jpg

軽業をする部分でも岳大償のアレンジ風な部分が見て取れます

S1750049.jpg

最後は幕をかついで大きく手招きして舞い納めます

S1750055.jpg

動画でどうぞ


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テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2019.07.01 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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