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2019.05.31 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

雄勝法印神楽「蛭児」@雄勝葉山神社 亥年御開扉大祭

さて本日は、雄勝葉山神社 亥年御開扉大祭から雄勝法印神楽で蛭児です。

蛭児とは西宮神社の祭神、蛭児尊のこと。
伊奘諾尊•伊奘冉尊二柱の神は日本の国を永住の地と定め国造りをされました。
先ず日本の国、即ち大八洲国を生み、野山には山川草木を生み、いよいよ日本の国を治める神々を生みました。
初めに天照大神、次に月夜見尊、次に蛭児を生みましたが、三オになっても足が立ちませんでした。
そこで、気の毒であるがと、天磐櫓樟船に乗せて海に流してしまいました。
海に流された蛭児は、西宮の主となり、身体もめきめき丈夫になって海の守りと、漁の守護神として多くの神々と兄弟の契りを結び、日本の海運と漁業の振興に大きい功績を残されました。

ということで、釣り竿を担いで魚釣りとあいなります。



舞台下では魚の切子を手にした道化が出て待ち構えます。

20190512153232IMG_1540.jpg

魚を釣り針につけた道化は観客も巻き込んで蛭児と釣り糸の引っ張りあいを面白おかしく展開します。

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見事魚を釣り上げた蛭児は竿を船の櫓にして西宮へと帰ります

20190512154658IMG_1558.jpg

道化太鼓となり、道化が商人になって舞台に出てきます。
舞台上で道化たちが出て、蛭児が釣上げた魚を縁起の良い言葉で売買するところですが、ここでも観客を舞台に呼んで魚売りを始めます。

20190512155038IMG_1561.jpg

縁起のよい競り売りが決まるとご祝儀と称して、十五浜甚句を歌い踊って舞い納めとなります。

20190512155640IMG_1565.jpg

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テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2019.05.31 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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